先月に第一段階の動線切り替えが進められたJR三ノ宮新駅ビルの建設工事エリア。中央改札口から中央幹線の南側へのアクセスはかなり不便になってしまい、交通センタービル周りはこれまで以上に混雑するようになりました。
駅ビルの建設及び駅前広場の再整備は引き続き地中障害物の撤去が進行しています。
広場東側の地上には特に大きな建物や工作物は存在しませんでしたが、地下には駐車場があった為、この解体にはかなりの工期を割く事になりました。また更に新広場の地下には駅ビルの荷捌場や駐輪場が整備される為、地下空間の構築にも多大な時間が費やされるでしょう。
駅前広場の勾配はこのまま緩やかに北側が高い状態で進められていくのでしょうか。駅ビルの開業時期は2029年の後半ですが、駅前広場の開発に5年が費やされるとは思えません。広場や歩行者デッキの先行供用開始を期待したいところです。
三宮ターミナルビルの残骸の解体撤去についてもようやく着手された模様です。
地上躯体東側部分のみが2階までそのまま残されていました。新交通三宮駅とも接するこの部分の解体ですが、何故これまで残していたのでしょうか。解体も非常に慎重に行われています。
駅舎に沿ってまだ三宮ターミナルビルの地下躯体が残っています。閉鎖された地下通路への階段・エスカレーターを覆う屋根もまだ存在しています。これらの撤去が進むと、ようやく駅ビル本体の建築に取り掛かる事ができます。仮設動線のスロープと三宮歩道橋も繋がりました。早くこの新動線の供用開始が望まれます。春まで待たなければならない理由は何でしょうか。
この新駅ビル開発の概要が初めて発表されてから既に3年が経過しました。三宮ターミナルビルの解体開始から5年。朝日新聞が新駅ビルは高さ160mの建物となると報じてから12年。工事が進んでいるのがもはや当たり前の風景になりつつありますが、これを望むのに15年待ちました。遠いと感じられた2029年までも5年を切りました。
JR三ノ宮駅ビル新築他工事 敷地内既存施設の解体撤去が遂に始まる
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