神戸三宮阪急ビル

建替への布石?神戸阪急ビル東館の既存テナント退出開始

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阪急阪神ホールディングスの代表・角社長は昨年、震災から20年になる今年に神戸阪急ビル東館の建替工事に着手したいと抱負を語りました。この春から既存ビル内の鉄道関連設備の移設が開始されるという話も出ていましたが、現状、表面上は目立った動きはありません。

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しかしながら、建替に向けた準備は確実に開始されている事の裏付けが既存テナントの退出という形で出始めました。

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現神戸阪急ビル東館の2階に入居しているYモバイル阪急三宮が近隣地区へ移転開業しました。

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新店舗移転先はサンキタ通りのプラチナビル1階です。

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まだ地下1階のいかりスーパーから地上1-2階までに複数のテナントが営業中ですが、徐々に契約期限と共に退店していくのではないかと思われます。その後は建物閉鎖と解体が待っています。この規模の暫定建物ですので地上部の解体は1週間も掛からず完了すると思われますが、地下基礎の解体には多少の時間が掛かりそうです。

阪急社内ではすでにこの新ビルに対する専門のプロジェクトチームが立ち上がっているという話もあります。神戸市や周囲の施設との連携がまだ見えない現状ですが、阪急側はまずはビルの建替自体を先行して進めるものと思われます。



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POSTED COMMENT

  1. sirokuma より:

    こうして見ると一昔前のP店みたいですね。
    阪急もこれじゃぁ恥ずかしいでしょう一刻も早く人目をはばからない程度のものは建てたいでしょうね。
    でもこの広さですからねぇ。単体開発なら、オフィス事情が良くない昨今としてはやはりホテルが一番現実的でしょうか?とすると、上層階はホテル下層階に今よりも商業施設が若干増える程度の綺麗なビルが建って終わりだと思います。
    神戸市議会の”未来都市創造に関する特別委員会”が提出した提案書には、阪急が地下鉄相互乗り入れに関し、20年スパンの事業と述べていることが明かされています。
    そりゃそうでしょうね、大都市の都心駅の建て替え事業なのに、JR・阪急・行政・市議会・県議会・財界、そして市民がバラバラで状態です。
    JRは駅南の広場約12,300㎡と駅ビルを併せた建替えになるようですがこれも単体開発で終わりそうです。

    市長と市議会はこの段階でも意思の疎通ができていないようです、何やってるんでしょうか?なぜ連携しないのか意味が解りません。

    市議会提案の「神戸の未来都市創造に向けた提言書」はこちらで全文閲覧できます。

    http://www.city.kobe.lg.jp/information/press/2015/03/20150324800301.html

  2. ドアドアマーク2 より:

    市営地下鉄との乗り入れ計画が固まらないまま、今年にビル建て替えとなると、
    中途半端なものが出来そうな気が。
    いずれ地下化する今の高架駅はそのままになるんですね。

  3. しん@こべるん より:

    sirokumaさん
    >一昔前のP店みたいですね
    まさにその通り。今はP店でさえもっと綺麗な外観だったりします。渋谷の再開発の手法を例に三宮独自のアレンジを加えた開発が土地の限られた三宮では相応しい気がします。立体的に活用し、駅+駅前広場という従来の概念を払しょくし、半屋外に広場的役割を果たす施設の整備も一つの手です。

    >市長と市議会はこの段階でも意思の疎通ができていない
    一体何をしているんでしょうね?

    ドアドアマーク2さん
    今の神戸阪急ビル東館のみの建替です。1,000㎡位しか敷地はありませんので薄い板状の高層ビルになるのではと思われます。駅舎部分は地下鉄乗り入れが実現しないと再開発はできません。

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