三宮再整備が進行する中、神戸阪急は建て替えではなく、既存建物の改装という選択を行い、80億円を投じたリモデルを完了させました。その後、H2Oリテイリングがそごう神戸店を取得後には200億円まで減少した売上を着実に回復させる途上にありますが、その中で、神戸阪急の本館と新館の間を貫く葺合南37号線の中に賑わい生む試みとして、神戸市と神戸阪急はパークレットの設置を計画。
先月から開始された設置工事が完了し、完成式典が開催され、供用が開始されました。
新たに設置されたパークレットは、新館のブルーボトルコーヒーに沿って車道に整備されました。歩道とツライチにレベルが合わせられました。
ブルーボトルコーヒーのスタンドでテイクアウトしたドリンクを新しいパークレットのベンチに腰掛け、居心地の良い背もたれに身を委ね、憩いの時間を過ごす事ができるようになりました。
パークレットの車道とベンチの間には植栽が設けられ、色とりどりの花で彩られています。その中には照明も設置されており、夜間にはパークレットを明るく照らすでしょう。
立地的にパークレット前に照明ポールと分電ボックスが邪魔になってしまっている事は残念ですが、真夏でも日陰になっている為、日差しを気にせずに寛ぐ事ができるでしょう。
リモデル以降、葺合南37号線の人の通行量は確実に増えました。通りの賑わい創出の為の整備をする事が検討されていましたが、その解がパークレットでした。
私の予想はこの通りを歩行者専用空間にする事でした。この通りからフラワーロードへ抜ける車はそう多くはありません。
ただこの通りに対して恒久的な整備を行う事は避ける事を前提として行き着いた結果がパークレットだったのでしょう。将来的には廃道になるものと思われます。その目的は本館と新館の敷地を集約し、新たな神戸阪急を建てる事です。神戸阪急は三宮再整備の中心でありたいと願っており、駅前再開発のラストピースを埋めるプロジェクトになるかと思います。
三宮再整備・葺合南37号線KOBEパークレット設置が完了 供用が開始される
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いつも楽しく拝見しています。まさにこの南東角は三宮再開発の真打になってもらいたいですね。個人的には、東武浅草駅の松屋のようにサイディングを外して(建築家も同じ久野節です!)三宮阪神ビルのオリジナル外壁を残してほしいです。そしてあわせて高層化すると、圧倒的な神戸らしい三宮の顔になり、地域一番店奪還の起爆剤になるのではと勝手に期待してます