神戸駅前広場再整備

JR神戸駅南側駅前広場再整備 ポートループ乗り入れの改造工事が進む HDC神戸も30周年リニューアル



JR神戸駅前北側広場の大規模な再整備が計画されており、現在は広場内の地中埋設物移設等の事前準備が進められていますが、ひと足先に南側駅前広場の整備工事が開始されています。



主な工事はロータリーの改造工事です。南側のロータリーの車道沿いにあった植栽を撤去した上、縁の部分の改修を行っています。



ロータリーのアールの角度を変えて車道領域を拡大しているようです。



駅前広場の整備ですが、位置付けとしては道路改良工事として定義されているようです。施工は藤原土木興業。工期は来年2月末まで。



ロータリー改造の計画図です。東側の歩道を膨らませて、その先のロータリー南側に新たなバス停を設けます。西側の車道を広げて、北側のバス停も角度を付けた停車場に変更。タクシー・バスプールも整備されます。



新たなロータリーの縁を構築しています。



新バス停が設けられるエリアです。このロータリー改造は、主にポートループが神戸駅前に乗り入れを行う為に実施されているもので、この南側バス停にポートループが停車するものと思われます。



ロータリー内の車道を広げ、連節バスが回転できるようにしています。従って北側広場と連動した動きではなく、広場の歩行者空間の整備は今後、別途に行われる事になります。



再整備中のロータリー前に鎮座する商業施設・HDC神戸。ハウジングデザインセンターの名の通り、家の建築やリフォームに特化した施設で、建築会社、工務店、家具店や文化センター等も入る複合機能を有しています。



そのHDC神戸も開業30周年を迎えました。30年を記念して、リニューアルを図った模様です。最上フロア10階には新たなテナントとして「こどもっちパークこうベパーク」がオープンし、新たな顧客層の取り込みに挑んでいます。ファミリーが訪れれば、下層階のテナントを見てみようという事になったり、ショールームを訪れた後に同パークで遊んだりと相乗効果が期待できそうです。



リニューアルを機にロゴも全面刷新。正面エントランスもリフレッシュしました。



また中央の吹き抜けには各フロアの縁にテープライトを設置し、柔らかな光で吹き抜けを照らすリニューアルを図りました。



吹き抜けはこの施設のシンボル的な存在ですので、様々なイベントにも活用されています。



エレベーター周りもナチュラルな雰囲気に一新。



HDCを運営しているのは、ABCハウジングです。朝日放送グループの一社で、関西各地で住宅展示場を運営しています。HDCは現在、大阪にも出店しています。



家づくりや家具の購入の検討者、NHK文化センター等の利用者以外はなかなか足を踏み入れる機会のない施設ですが、前述のパークこうベパークやHolly’s Cafe、そして吹き抜けアトリウムで開かれているイベント等、一般者が楽しめる施設として気軽に利用ができます。無論、家づくり・リフォームには心強い施設です。

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