三ノ宮・布引町ビル

(仮称)神戸三ノ宮・布引町ビル新築工事 躯体の成長が更に進捗 来年以降を睨んだ外資形ホテル新設計画の浮上はある?



布引町4丁目のパーキング跡地で建設中の東横インと大阪協栄信用組合オフィスから成る地上18階建ての複合ビルは地上躯体構築工事が順調に進行しています。



どんどんと高さを増していく神戸三ノ宮・布引町ビル。周囲では突出した高さになる予定ですが、既に周りのビルと比べて存在感が非常に大きい事が分かります。



隣接するビルが10階建なので、現在は11-12階辺りの躯体を構築しているところでしょうか。これから更に6-7層分の高さを積み増します。



神戸のホテル稼働率はコロナ禍から急回復傾向にありますが、来年は神戸空港の発着枠拡大、国際チャーター便就航、そして大阪万博の開催が予定されており、ホテル業界も大きな期待を寄せている事でしょう。



神戸市中央区内のビジネスホテル室数は11,000室を超えています。コロナ前から続いたホテル建設ラッシュによってホテル客室数は30%以上増加しました。



しかしそれらの増加に対して稼働率が大きく下がった訳ではなく、しっかりと需要が供給に付いてきており、供給過剰に陥っている訳ではありません。国内需要の伸びと少ないと言われながらも訪日客需要による消化も進んでいるようです。



大量のホテル建設ラッシュは大阪・京都でもコロナ前まで続き、現在も外資系ホテルの進出ラッシュは継続しています。神戸のホテル需要は大阪や京都の補完的に起きましたが、供給は再び勃興する需要に追いついたのか、それとも再び不足に転じるのか。特に来年の万博開催時にはプラスの需要が足される事になります。神戸でも来年以降を睨んだ新たなホテル計画が浮上するでしょうか。リブランドではない外資系ホテルの進出に期待したいと思います。

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