ポートアイランド医療産業都市の北側にある神戸大学医学部附属病院国際がん医療・研究センター(ICCRC)の敷地内にあった駐車場を活用し、同センターの増築工事が進行しています。
前回の取材は昨年末12月中旬だったので、およそ4ヶ月ぶりの取材です。前回は基礎の構築が行われていましたが、現在は既に鉄骨建方が完了していました。
計画されている建物は地上7階 延床面積3,105平方メートル。新研究棟として病院内に置かれる医療機器の開発拠点の役割を果たす予定です。
神戸大学大学院医学研究科メドテックイノベーションセンターという名称が与えられており、産学共創ラボや企業オフィスを設置し、入居企業を募っています。
3階にはメディカルデバイス工房が整備され、産学による共用の医療機器製作工房として活用される他、各フロアにはラウンジや会議室を備え、2階の交流スペースにはカフェも併設。
病院棟のICCRCとは2階レベルで連絡する渡り廊下も構築されています。
竣工予定は8月末。今秋からは稼働を開始します。持続的な医療機器の創出および創造的開発人材の輩出による地域産業の活性化が期待されます。
建設中のメドテックイノベーションセンターの近隣には、川崎重工とシスメックスが共同出資して設立した医療用ロボの開発・製造を手掛けるメディカロイドが国際医療開発センター(IMDA)に本社を置いています。周辺が医療機器やデバイスの一大開発拠点へと成長を遂げていって欲しいと思います。
神戸大学医学部附属病院国際がん医療・研究センター(ICCRC)新研究棟 メドテックイノベーションセンター
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