いよいよリニューアルオープンまで残り3週間に迫る神戸ポートタワー。多くの人がその開業を待ち遠しく思っているでしょう。
タワーの足元周りの再整備も仕上げに入っており、スッキリとした開放感のある広場へと変貌しました。
タワーオープン後はこの足元周りの広場をどのように活用していくのか。タワーを運営するフェリシモと神戸市の手腕も問われる事になるでしょう。
官民タッグによる相乗効果を期待したいと思います。道路を挟んだメリケンパークでは週末にイベントが頻繁に行われているので、タワー周辺にも人を呼び込む事は容易かと思います。
中突堤はメリケンパークとハーバーランドの中継地点の役割も果たしているので、タワー周りのオープンスペースが広かった事で、回遊性も向上されるのではないかと思います。
タワー北側の動線も確保され、通行ができるようになりました。これまでは中突堤中央ビルやそれとタワーを繋ぐ渡り廊下があって閉鎖的な空間でしたが、これの撤去で開放的になりました。
中突堤中央ビル南館の跡地。敷地の中央に四角いフレームを整備し、四角に照明を設置。その周囲は土砂を固めて広場化しました。あくまでも暫定活用ですが、単なるアスファルト舗装にせず、照明も入れたという事はそれなりの年数に渡っての広場化を想定している模様です。
この暫定広場に沿って、歩道の舗装ブロックも刷新されました。
今後、中突堤中央ビル北館の解体完了まで広場の利用は継続されます。北館はレストランも閉店し、商業施設の機能は既に失われており、上階のオフィスや住宅のみがまだ残っています。区分所有者の退出交渉は継続中のようです。中突堤中央ビルに接続していたて歩行者デッキも南館解体時に一緒撤去されたので、中突堤エリアの区間はもう既にデッキとしての役割を果たしていません。
同じくメリケンパークとポートタワー、中突堤中央ビルを結んでいた歩道橋も寸断されているので無用の長物化しています。
タワー3階にあった中突堤中央ビルとの渡り廊下接続口も蓋が閉じられています。
これらをまだ残しているのは、将来的に中突堤中央ビル跡地に新たな施設が建設される際に再び活用する想定があるからでしょうか。
いずれにせよまずはポートタワーの営業再開が肝心です。タワー来館者が大きく増えると、中突堤中央ビル跡地の再開発にも好影響を与えるでしょう。
ウォーターフロントビジョンで示された将来イメージでは跡地に5階建て程度の集客施設が立っている様子が描かれています。デッキは取り除かれ、LRTの軌道がポートタワー周りに整備されています。
直近の今年度予算案資料で示されたイメージでもやはりポートタワーは独立した建物とし、タワー周辺は緑地化されてメリケンパークとの一体化を目指していくようです。
神戸ポートタワーとその周辺のリニューアル 将来はメリケンパークとの一体化が図られる?
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