明石

地域探訪: 明石・JR西明石駅前に新駅ビルの開発計画が7月に始動



JR西日本と明石市は市内随一の交通の要衝でありながら、いまいちポテンシャルを活かせていないJR西明石駅周辺の活性化を目指してとており、特に駅南側でJR西日本の社宅跡地を種地として大規模な住宅開発を計画しています。



これに合わせてかねてより同社はJR西明石駅前南側に位置する六甲バター工場跡地を取得済です。またその一部については、明石市が再購入します。JR西は同社保有敷地に新たな駅ビルを建設する他、西明石駅の新改札口を開設。明石市は駅前広場と駐輪場を整備します。



この度、ようやく明らかになった駅ビルは、JR西日本の子会社のJR西日本不動産開発が計画しています。同社の運営する商業施設ブランド「VIERRA(ビエラ)」になる模様です。

明石市が整備する駅前広場にははコミュニティバス「たこバス」の停留所が設けられる予定です。



駅ビルの壁面は緑化されると共にルーバーで一部が覆われます。また駅ビルと隣接して西側に明石市が駐輪場施設を整備する計画で、駅ビル2階と渡り廊下で接続されます。



駅ビルの規模は地上3階 店舗面積は890平方メートルで、1-3階にテナント7区画を配置します。西明石駅とは橋上駅と駅ビル2階が接続し、改札口も設けられます。最近増えている駅ビルもどきの駅前ビルではなく、規模は小さいながらも正真正銘の駅ビルです。



駅ビルは今年7月に着工し、26年6月の開業を目指しています。駅前広場と社宅跡地及び明姫幹線の間には幅16メートルの都市計画道路の整備も予定しており、今回の駅前の開発によって交通ターミナルとしての機能強化と、駅周辺の開発促進が期待されます。

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