今年5月より開始されたJR三ノ宮駅新駅ビル開発の準備工事。着工から約半年が経過しましたが、三宮ターミナルビルの地下階や駅前広場地下の駐車場を中心とした解体撤去作業の為、地上からは殆ど進捗状況の様子は伺いしれません。
しかし工事はいよいよ次の段階に移行を開始するようです。次工程を告げる新たな看板が設けられました。
明日11月7日(火)より駅前広場南側・中央幹線沿いの歩道やその内部に含まれる歩行者デッキへの階段、地下通路への出入口が閉鎖される事になります。
この閉鎖によってこの歩道が再び通行できるようになるのは、恐らく新駅ビルや新たな歩行者デッキが完成を迎える2029年頃と予想され、今後6年間は通行が制限される事でしょう。
この閉鎖区間にあるこの歴史ある出入口もいよいよ見納めとなります。
ガリバートンネルの異名を持つA14番出入口です。100年近くこの場所に存在する出入口です。
その内部の階段も歴史を感じさせる構造です。管理する神戸市でさえもいつこの出入口が建設されたのか記録がないようです。
階段の入口付近にも明日より閉鎖の掲示が貼られています。
再びこの地下通路から地上へと連絡する出入口が新たに構築されるのでしょうか。この地下通路自体もかなり年季のが入っているので、今後の駅ビル開発と共に閉鎖されるかもしれません。
撮影中にも多くの人々がこのガリバートンネルの記念写真を撮りに訪れていました。これまでは普段は殆ど使用する人はいない位、ひっそりとした存在でしたが、最後にその存在感が大きく高まりました。
今月以降には更に閉鎖エリアが増えていく予定です。
新交通三宮駅の改札前に連絡する仮設階段も予定通りであれば、今月には閉鎖される計画です。
その後、駅前広場全体が閉鎖空間となり、ロータリーやパーキングも使用ができなくなる予定です。タクシー乗降場はどこかに臨時で設けられるのでしょうか。
今後、三ノ宮駅前から雲井通5丁目再開発ビルを結ぶ新東西デッキの建設も本格化していきます。JR三ノ宮新駅ビルの開発は難工事の為、牛歩のように進んでいますが、着実に前進しています。
(仮称)JR三ノ宮新駅ビル開発の準備工事 駅前広場南側の歩道の閉鎖によってガリバートンネルもいよいよ見納め
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南側のタクシー乗降場、ポートライナー駅下の広場に構築されてます。タクシーはミント北の市バス乗り場からアクセスする形です