JR三ノ宮新駅ビル

(仮称)JR三ノ宮新駅ビル開発の準備工事の工程と段階毎に進む通行閉鎖エリアを確認する



6月より本格的な着工に向けていよいよ準備工事が開始されるJR三ノ宮新駅ビル。暫定駅前広場で開催されている「&3 PARK」も最後のフィナーレを迎えています。

三宮ターミナルビル跡地で仮囲いが設置されている南西側には既にこの準備工事を進める為、建設現場事務所が建てられました。

6月から行われる通行規制



来月から始まる準備工事開始に伴い、既存ビルの一部地上躯体、地下階、地中障害物の解体撤去を開始するにあたり、駅前広場に仮囲いの設置を進めると共に一部の通路等を閉鎖します。



三宮センター交番の東側にある階段がその閉鎖対象となります。



この階段は三宮ターミナルビルの地下階やさんちか、地下鉄三宮駅への通路が交錯する交通広場に連絡しています。



三宮ターミナルビルの地下階の解体を進める為、広場の半分近くは仮囲いに占拠される事になる為、この通路はかなり混雑するようになるでしょう。



既に準備工事に先行して、三宮ターミナルビル横・大階段下のトイレは閉鎖されました。



さんちか内には複数のトイレが設置されていますので、それら残りのトイレの利用案内が行われています。



地上では駅前ロータリーと中央幹線を隔てる植栽も仮囲いで囲われる予定です。

9月から行われる通行規制


9月になると、地上の仮囲い設置エリアが急拡大する予定です。ロータリーのある駅前広場は残しつつも、それ以外の新駅ビル建設予定地はほぼ仮囲いが設置される事になります。



フラワーロードの歩道に沿って西側から中央幹線の南側に掛けて、仮囲いが設置されます。



この段階では既に三宮センター交番は、北側に建設された仮交番に機能を移転しているので、全て解体されます。



また駅前広場へと連絡しているポートライナー三宮駅前の仮設階段も閉鎖されます。



階下へのアクセスは、ミント神戸前のエスカレーターやポートライナー駅横のJR駅コンコースへと連絡する階段・エスカレーターのみとなります。



このフェーズから中央幹線の車道本線切り替え工事も着手します。これは新駅ビル建設の為の施工ヤードを、中央幹線を含めた南側に確保する為の車道削減工事です。

11月から行われる通行規制

11月の第3段階に入ると、地上の駅前広場に面した中央幹線沿いの歩道も通行が出来なくなります。



従って歴史を感じさせるこのA14の出入口も封鎖されます。昭和8年に整備されたこの出入口もその歴史に幕を閉じる事になるのでしょうか。



既にこの横にある三宮駅前バス停は廃止されました。



今後、この上屋も撤去されて、ヤードの一部となります。



施工ヤード確保の為、中央幹線の東行きは2車線に減少し、西行きも直進車線は2車線に変更されます。



三宮クロススクエアの整備第1段階を既に駅ビル工事で前倒しする事になり、恐らくこのまま車線減が恒久化するものと思われます。



このヤード確保と共に中央幹線を東西に横断する歩行者デッキの整備も同時に進められる事になります。



少し驚いたのは、南側駅前広場を完全に封鎖してしまう点です。広場の北東側に新たなロータリーが構築・再整備される計画ですが、これを先行し、暫定ロータリーを造った後に広場の閉鎖及び新駅ビルの建設を開始するものと思っていました。タクシーや一般車は今後、北側のロータリーに集中する事になるのでしょうか。いよいよ駅前大改造が始まります!
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