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地域探訪: 西宮・阪急西宮ガーデンズプラス館が開業 新たな賑わいを生むミクストユースビルの誕生



阪急阪神ホールディングスが阪急西宮北口駅の西宮ガーデンズの向かいで甲南大学キャンパスの隣接地約3,000平方メートルを開発し、新たな複合商業ビル「阪急西宮ガーデンズプラス館」を9月21日(木)に開業しました。地上14階 延床面積18,336.65平方メートルの規模で、1、3階を店舗、4-9階をオフィス、10-14階を賃貸住宅とする複合用途のミックスユースビルです。



西宮北口駅から西宮ガーデンズへ連絡する歩行者デッキには、西宮ガーデンズプラス館の開業を知らせるバナーが幾重にも掲げられています。



西宮ガーデンズプラス館と既存の歩行者デッキを連絡する新たなデッキが設けられました。この入口付近に「NISHINOMIYA GARDENS PLUS」のサインが取り付けられました。

デッキはビルの3階の屋外歩廊に接続しています。



デッキからビル本体部への連絡エリアは1階へと誘う新設された階段と屋外歩廊の結節点となっています。



エントランス部に設置されたテナントサイン。飲食系とサービス系のテナント計23店が集います。



3階の屋外歩廊の様子です。3階フロアの半分以上をマクドナルドが占有しています。161席を用意する大型店です。



マクドナルドと他のテナントの間に3階のメインエントランスがあります。



館内の様子です。



フロアの奥にエレベーターホールが備わります。



この屋外歩廊の長さは100m近くあるものと思われます。テナントのエントランスは全てこの歩廊に面して設置されています。



南側には1階へと連絡する階段が設置されています。



西宮ガーデンズ内としては最も高い建物となり、ランドマーク性の強い施設です。最上層10-14階の5フロアには、112戸が構える賃貸住宅「ジオエント西宮北口」。



賃貸住宅のエントランスは館内1階にオートロック付自動ドアで共用部分と隔てられています。



西宮ガーデンズと阪急今津線の高架に挟まれていたこの通りは、開発前にはあまり人通りのない状態でしたが、この施設の誕生によって激変しました。



通りに賑わいと潤いが生まれ、そこに阪急らしさのエッセンスが加わって上質な街並みが形成されています。



1階のフロアマップです。オイスターハウス西宮、ニュー松坂、べにゑ、CAFFE PASCUCCI、くずし割烹 こまじろ等の個性豊かな飲食店が揃っています。



建物立面を境界から少しセットバックさせて、街路樹を植樹し、潤いのある空間を創出しています。



ガラスと黒のサッシフレームに緑が加わって、非常にスタイリッシュで高質な雰囲気がマッチしています。



加納町3丁目交差点前のUR布引ビル跡地もこのような店舗、オフィス、住宅のミクストユース施設の開発計画を検討して欲しいですね。



このビルの開発には神戸三宮阪急ビルのEKIZO神戸三宮で得られたノウハウやエッセンスも組み込まれているのではないかと思います。一部のテナントのオペレーターも重複しています。



阪急は関西の私鉄の中では最も街づくりとブランド育成に長けた鉄道会社なのではないかと思います。



阪急西宮ガーデンズは、本館、西館、ゲート館、そしてプラス館の4館体制になりました。更なる拡大の可能性はあるのでしょうか。



梅田、三宮、西宮北口の再開発を進めてきた阪急。次は千里中央と再び梅田の開発に注力する予定です。



阪急神戸線沿線への投資に比重が置かれているのは、やはりドル箱路線であり、同社の主要ターミナルが集中しているからに他なりません。今後も西宮北口での更なる開発は継続するのでしょうか。

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