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再整備計画がまとまっていたJR灘駅の駅前広場。再整備にあたっては、リニューアルの計画設計を公募型プロポーザルで民間事業者から提案を募り、E-DESIGN、畑友洋建築設計事務所、モビリティデザイン工房のJVから出されたプロポーザルが選定されました。この三社JVは、新神戸駅前広場再整備、神戸駅前広場再整備のリニューアルデザインも手掛けています。
先月から本格的に工事の開始された駅南側の駅前広場。再整備の対象は広場の中心部分です。
施工は西区に本社を置き、土木工事を得意とする港建設が担当しています。工期は来年3月末まで。事業費は2.6億円です。
現場に掲示された再整備計画の概要です。PR動画もYOUTUBEで公開されています。
既存の広場の解体が進められています。駅まではなだらかな高低差があり、広場には階段が設けられいました。
多くの立木がありますが、これらの殆どは残す形でリニューアルを進めます。これまでは駐輪場以外にこれといった施設も無く、人の滞留する空間ではありませんでした。
日除けの屋根やベンチが配置され、人々が憩える駅前空間に仕立てます。
広場の閉鎖に伴って仮駐輪場が設けられています。ただリニューアルされても駐輪場のキャパは元々そんなに大きくありません。主要駅では今後、地下タワー式パーキングの整備が進められる予定ですが、灘駅は対象ではありません。
三ノ宮駅から東へ一駅と利便性に優れていながら三ノ宮-芦屋間の普通電車停車駅を代表する住宅都市としての閑静な駅前です。
しかし普通電車停車駅の中では駅施設が最も充実している駅の一つでしょう。橋上駅舎化された後、駅ビルまでも追加されました。バリアフリー化も万全です。この駅を見ていると、またもや元町駅の冷遇状態に首を傾げたくなります。
駅ナカ商業施設を改めて見てもその充実ぶりに新鮮な驚きを覚えます。灘駅よりも乗降客数の多く橋上駅舎化された摂津本山駅よりも充実しています。
駅前にはあまり店舗や商業施設が無い為、駅ナカの需要があると判断されたのかもしれません。駅前広場再整備は来春の完成予定です。
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