神戸市は中央幹線とフラワーロードが交錯する三宮駅前の交差点を歩行者空間へと段階的に改造する「三宮クロススクエア」の実現を計画していますが、JR三ノ宮新駅ビルの完成する2029年までにその第一段階の完成を目指しています。
この第一段階を進める為、三宮クロススクエアにおいて最も交通量の多い中央幹線の西行きを通行する車両数の抑制を狙って、浜手線(市道梅香浜辺通脇浜線)と中央幹線が交わる春日野交差点の改良工事にこの3月から着手します。
この春日野交差点は神戸市街を縦貫する二つの大動脈が集約する・分岐する非常に重要な交通ハブですが、ここに手を加えるという事は大きな意味を持ちます。
この交差点改良工事の改良後の様子ですが、驚くべき姿・形に変更されます!国道2号線を西に向かってきた車両は、これまでのように中央幹線に直進する事はできず、2車線が設けられる右折レーンからの進入という形に切り替えられます。都心を抜けていく通行車両は浜手幹線から海岸通りもしくは浜手バイパスという外周道路へと流れていくことを促進する造りです。
春日野交差点の改良に伴って、浜手幹線の通行量が増える事になりますが、新神戸トンネルやポートアイランド・神戸空港方面へのアプローチである港島トンネルに接続する生田川右岸線が交錯する磯上通1交差点付近の車線改良も行い、スムーズに浜手バイパスへの直進を促します。
第一段階の三宮クロススクエアは、西行き・東行き共に直進車両には共に2車線(計4車線)に絞られ、右左折線を合わせても、6車線へと変更されます。結果として、4車線分を歩行者空間に転換し、特にJR新駅ビル側の歩道が駅前広場と一体化した広場空間として整備される事になります。
駅ビル前の広場空間は第一段階でもかなりの広さが確保される事になりますが、第二段階には更に3車線が広場に組み込まれるので、もうその頃には中央幹線という名称は返上する必要があるでしょう。
三宮クロススクエア・中央幹線の北側に沿って、神戸三宮阪急ビル、JR三ノ宮駅ビル、雲井通のツインタワーが縦列します。日本有数の高度利用が進んだ交通ターミナル空間となるでしょう。春日野交差点の改良工事は10月に完了します。完了後の浜手幹線から海岸通りの道路環境も見守る必要がありそうです。
三宮クロススクエア第一段階実現に向けて春日野交差点の改良工事に着手 10月の工事完了予定後の浜手幹線から海岸通りがどう変わるか
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現状の浜手バイパス中央幹線の交通量を受け止めれるほど余裕はなさそうですねパイバスのポートアイランドへの分岐ポートアイランドからの合流時の1車線化、降り口である神戸駅南の交差点での渋滞も確実に発生するでしょう同じく改良が必要だと思います。先日の神戸市の発表はその先の道路について改良の計画はないですが、改良に向けて構想中であることを祈ってます