三宮再整備

新・三宮図書館はKIITO・デザイン・クリエイティブセンター神戸内に7月26日開館予定 世界一美しい図書館の前哨・実験施設?



雲井通5丁目の勤労会館に入る神戸市立三宮図書館は同地区の再開発が今夏から開始されるのに伴い、移転を予定しています。移転先は小野浜町にあるKIITO・デザイン・クリエイティブセンター神戸の2階です。



神戸市はこの新三宮図書館の開館日を7月26日とする事を発表しました。新図書館の規模は延床面積約980平方メートル。現図書館の1.6倍のスペースが確保されます。



ウッドフロアの内装は大丸須磨店内に開館した名谷図書館とも共通するデザインです。シックなインテリアにまとめられており、新しい図書館の在り方の方向を示していると言えます。



この図書館はあくまでも5年間限定の仮設図書館としての役割です。本設図書館は雲井通5丁目の再開発ビル内に2027年以降に開館する予定で、世界一美しい図書館を目指しています。



KIITO内の図書館はその前哨施設としての役割も果たすのではないかと思われます。



フロアのレイアウトです。フラットな1フロアにまとめられており、使い勝手は良さそうです。仮設図書館をKIITO内に設ける事で、ポートループの利用者やウォーターフロントエリアへの来訪者増も狙いの一つなのではないかと思われます。

現図書館は6月末で閉館します。7月から引っ越しが始まり、8月からはいよいよ勤労会館や中央区役所の解体も開始される事になります。サンパルは一足先の解体工事が始まる模様です。東横INNも8月末には閉館するものと見られています。

bustabuild06.jpg

因みに世界一美しい図書館とは一体どんな図書館と定義されるのでしょうか。世界の美しいとされる図書館は建築自体が歴史ある荘厳な造りになっているか、ウルトラモダンな造形かに分かれており、またどれも国や街の中央図書館として役割を果たす大規模なものが殆どです。よって三宮図書館が目指すのは世界一美しい小図書館が正しい姿なのかもしれません。

関連記事
三宮再整備

シティ・ループが無くなる?運行を担当する外郭団体「神戸交通振興」が来春解散へ 事業を引き継ぐ民間事業者を公募

2021年11月22日
こべるん ~変化していく神戸~
神戸の観光路線バス「シティ・ループ」。走る異人館と称された可愛らしいデザインが目を引くバスはすっかり神戸の街に馴染んできました。都心 …

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です