ホテルシェレナ本館跡地で建設の進むザ・レジデンス神戸元町通。いよいよタワークレーンが登場しました!
既存施設の基礎部解体工事にかなり時間を要しましたが、ようやく基礎工事も完了し、躯体地上部が顔を覗かせています。設置されたタワークレーンは1基のみです。
空に向かって1階部分の支柱の鉄筋が突き出しています。様々な紆余曲折の上、ようやくここまで辿り着きましたね。地下に埋もれていた旧神戸三越の基礎もようやく解体されたことでしょう。
この場所に24階建のタワーレジデンスが完成すると、かなりエリアの密集度が高まります。
低層部のデザインは周囲の建物との調和を考慮して、重厚感のある造りになる予定です。まずはこの部分から姿を現していくことになります。
ザ・レジデンス神戸元町通の交差点を挟んだ斜め向かいにあった旧神戸貯金事務センターが解体中です。貯金事務センターの再編によって廃止となった同センターは大阪に集約されました。
全国の廃止センターは庁舎の解体が順次、進められてきました。かなりの敷地面積を持つこの建物が解体された後、跡地の再開発に期待が掛かります。JR神戸駅にも近接しており、再生熱の高まっているハーバーとは目と鼻の先です。
この地にはかつて鈴木商店の本社が存在していた由緒ある場所です。同社は日本を代表する数々の大企業の源流である財閥商社です。歴史的にも趣深いこの土地の未来の姿は一体どう描かれていくのでしょうか。ちなみに一足先に解体された旧京都貯金事務センターは、臨床検査機器メーカーのアークレイに売却され、同社が研究開発施設を一昨年に建設したそうです。
新たなタワーマンション用地になるのか、暫くは売却先が見つかるまで暫定的に駐車場となるのか。今後の動向を注視していきたいと思います。
ザ・レジデンス神戸元町通 -ホテルシェレナ跡地-
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鈴木商店・金子直吉…私は、神戸に住むようになってある資産家の方に、「君、神戸に住んでいて鈴木商店も知らんようじゃ話にもならんよ!」と言われたのを懐かしく思い出しました。
明治期~太平洋戦争に激動期に神戸の商社が世界中をダイナミックに駆け巡った話には大興奮しました。惜しくも戦後解散しましたがその魂は神戸製鋼所・日商⇒双日・帝人・サッポロビール・IHI・等々の企業に受け継がれています。
鈴木商店の名前はもっと高めたいですね。そして、この地で鈴木商店のように世界に羽ばたくような企業が育てば面白いんですがね。
鈴木商店をご存じなかった方は、文春文庫 城山三郎 「鼠」を、是非読んでいただきたい。きっと、神戸を舞台とした男達の生きざまに興奮しますよ。
話がそれてすみませんでした。
sirokumaさん
そうですね。鈴木商店のような企業が再び神戸から育って欲しいです。「鼠」の紹介ありがとうございました。ぜひ読んでみようと思います。
こべるんさんこんにちは。
ザ・レジデンス神戸元町通の隣の駐車場もレジデンスが建つようです。
大阪ガスアーバネックスと新星和不動産で200戸との噂を小耳にはさみました。
かつての金融街(栄町通)は今やマンション街になってしまいましたね。
sirokumaさん
貴重な情報ありがとうございます。規模が早く知りたいものです。200戸だと、タワーになるのかどうか微妙なラインですね。敷地が東西に長いので、平べったい二十数階建のような気がします。
栄町通が金融街だったのはその昔。三宮に軸が移った時点でこの街はビジネス街としての役割は終えたのだと思います。