ポートアイランドII期の神戸医療産業都市へ移転した兵庫県立こども病院。第二神明道路須磨インターに程近い須磨須磨区高倉台にあった旧こども病院跡地は敷地面積31,157.50平方メートルの広大な土地であり、この活用方法が模索されてきましたが、2018年に一旦、大和ファシリティーズ等が開発を決めました。しかしグループ企業の撤退によって計画が頓挫。昨年3月末に神鋼不動産が事業を引き継ぐ事となりました。取得額は17億4888万円。同社を代表企業としてソネック、大和ファシリティーズが事業予定者に加わります。
同社はオープンモール型の複合商業施設を建設し、テナントを誘致します。食品スーパー、ドラッグストア、コスメ雑貨、アパレル等の物販店 、レストラン、カフェなどの飲食店、クリニックモール、保育所、美容室、フィットネスジム等の多彩な顔ぶれが揃います。駐車場は約330台分を確保。
大和ファシリティーズはブルメールHAT神戸や舞多聞を開発した実績があります。
現地では旧病院の建物が解体中で、来月までに工事の完了を予定してています。当初は21年4月の開業を目指していましたが、着工は遅れており、オープンは半年後退して、21年秋を見込んでいます。後背地には名谷や妙法寺の住宅街が広がり需要は高いものと思われますが、須磨インター出入口に接している為、周辺道路の渋滞への影響は懸念されるところです。
神戸市須磨区高倉台再開発計画始動 旧県立こども病院跡地を神鋼不動産ら三者が開発
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ここは、難しい土地です。単純に住宅開発すればよさそうだけど、こども病院の跡地なので心理的なものを気にする人が多いでしょう。
神戸市西部の丘陵地帯には郊外型の大規模店舗や食品スーパー、複合商業施設がひしめいているのでこの内容じゃ相当厳しいと思います。ここから車で5分圏にラムー・万代・スギ薬局・アルカドラッグ・マクドナルドなどが既に集積していますから。かつて隆盛を誇ったジェームス山サティ(現イオン)とその周辺の施設も凋落が著しい状態です。
私はこの場所には病院がふさわしいと思っていました。須磨区・垂水区には大型病院がありませんので。電車等の交通手段がない分、阪神高速道路公団と協議して高速から直接出入りできるようにすることで、非常に便利で得難い立地にすることが出来ると思っていました。
同じ発想で、SAとモールがドッキングした施設・仮眠所などを創ると利用者は急増すると思いますが如何でしょうか?