煉瓦倉庫周辺整備進行中

ハーバーランドの再生計画が一通り明らかになってきましたが、まだ具体的に整備に着手されている施設はありません。そんな中、唯一、市が施工している煉瓦倉庫周辺整備の工事が進行しています。煉瓦倉庫は北棟と南棟の二棟から構成されていますが、現状、レストラン3店舗が営業する北棟のみが稼働しており、南棟は空きとなっています。



計画では南棟へのテナント誘致、北棟と周辺広場も加えたエリアの一体管理を担う事業者を募集し、市有地である隣接地に新たに倉庫へと繋がるエントランスアプローチや新規のデッキ・芝生広場、パーキング等を整備します。



管理事業者の公募はありましたが、正式に事業者が決定したという報道や発表は出されていません。しかしながら市有地の整備工事はすでに着手されています。現地では仮囲いが設置され、小型の重機が入って地盤の整備中です。



駐車場と芝生広場が整備される敷地東側エリアです。



煉瓦倉庫へのアプローチとなるエントランス付近はすでに整備が完了していますが、まだ通行はできません。煉瓦タイル敷きで植栽や新たな外灯設置も行われています。



煉瓦倉庫南棟は閉鎖されたままです。内装工事が進められている気配はまだありません。特定事業者はすでに決定しているのでしょうか。それとも先に整備を進めることで業者誘致を有利に進めるという狙いでしょうか。複数の業者から引き合いがあったようですが･･･。



隣接するザ・ライオンズの1階店舗スペースもFOR RENTのサインが出ています。三方を窓に囲まれて非常に明るく飲食店やカフェに最適かと思われます。煉瓦倉庫と一体的にこのスペース運営も任せられないものでしょうか。

特定事業者の決定がなければ南棟のテナント誘致も進まず、整備計画自体が破たんしてしまいます。隣接する三菱地所が計画するタワーマンションプロジェクトも再度、凍結されたままとなり、この地区の整備計画は順調に進んでいるとは言い難い状況です。HMI社やイオンによる中核施設の再整備が開始によって、周辺地区の計画に弾みが付くことを期待したいですね。





中突堤旅客ターミナルに飛鳥IIが入港していました。飛鳥IIは日本郵船の子会社である郵船クルーズ株式会社が運営するクルーズ船です。



結構、頻繁に神戸港に寄港しているようですが、間近で見るのは初めてでした。



やはり普段見慣れている港内クルーズ船とは桁違いです。メリケンパークオリエンタルホテルよりも全長は遥かに長いです。それもそのはず。なんと240ｍもあるそうです。



中突堤にこうした大型客船を寄港させるように変更したのは大正解だったと思います。ポートターミナルでは市民の目に触れる機会はあまりありません。また客船の搭乗客もポートターナルに接岸するよりも中突堤の方が遥かに優れた眺望を楽しめるでしょう。



神戸港を拠点とした瀬戸内クルーズも実験的に開始されています。いつかはこんな豪華客船でクルーズに出てみたいものですね。