ファミリア本社跡

ザ・パークハウス神戸タワー新築工事 相生町1丁目計画 低層部の保存外壁が遂に姿を現す!



先日、台風10号の接近に伴い、強風で足場が煽られて崩壊しないように養生ネットをたたんだ事で低層部の保存外壁の一部が姿を現した模様をお伝えしていたザ・パークハウス神戸タワー新築工事ですが、それから2週間も経ってない昨日、既に全ての足場とネットが撤去されているのを目撃し、緊急取材してきました。



想像よりも早いお披露目になったので面喰いました。約3年ぶりに再びこの場所に戻ってきた旧ファミリアホール・三菱銀行の外壁です。撤去後に表面の洗浄が行われたのか、色が以前より明るくなったような気がします。



外構はまだ砂利の状態です。外壁の位置は以前よりもセットバックしているでしょうか。歩道が大きく拡大する模様です。



南面ですが、外壁の長さでは建物の全幅を覆う事ができないので、新築部分が飛び出した状態です。この新築部分を敢えて近代建築のデザインで延長させるというアイディアはやはり保存外壁への冒涜になるでしょうか。



2階部分に照明が設置されています。夜間に壁面のライトアップ演出が行われます。



外壁が戻ってきた事で周囲の雰囲気が一変した気がします。「日本離れした街」の雰囲気が一気に出てきました。



やはり非常に重厚で凝った造りですね。



北面も保存外壁で覆うには幅が足りなかったという事でしょうか。



仮囲いの完全撤去も近日中に行われるかもしれません。



最後は全体像です。

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POSTED COMMENT

  1. sirokuma より:

    スッキリと美しく仕上がりました。復元する技術も素晴らしいですね。
    ここも歩道が随分拡幅されますが、神戸の街は、やはり、上へ伸ばして足下を広く整備する方が都市景観的にも機能的にも合理的で良いと思います。ポートタワーの元町通からの景観にしても昭和ノスタルジックな街並みを求める人の気持ちもわかるけど、例えば小さな建物が集約され高層化されて道路や歩道が拡幅されるとその空間を通して新しい景観が産出されるはずで、むしろ今より市民の生活の場である街中の機能景観は、今よりずっと向上する。そこを考えない(無視する)景観審議会って本当にプロなのって感じです。

    さて私の腰巻ビル化への本音としては、この洋館はメリケン辺りに移築保存して欲しかった。そしてここの場所には全く新しい近代的な新しい建築物を建てても良かったと思います。街並みは整うのですが…美しい外観にふれたら中に入ってみたいとの欲求が湧くのですが、中には何もないので寂しくなっちゃう。私的には建物は中身も一体で使われてこそと思うので皮だけ残す的な利用法は、建築物が毛皮になっちゃうようで今一つだというのが本音です(笑)。

    • yumitan より:

      中はファミリアホールにあった柱やアーチ、三菱銀行時代に使用していた金庫などが復元されて外観と一体化した豪華なエントランスになるみたいですよ。カフェやゲストルームなどもこの中に入るようです。ただ一般人には公開されないと思うので、復元にかかった多額の費用を分担した住民の方々のみの特権という事でしょうか。壊さず保存していただいただけてもありがたいです。

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