前週、三菱地所レジデンスがJR神戸駅の東側・相生町1丁目にあるファミリア本社跡地で計画中の超高層マンションの概要が明らかになったばかりですが、ファミリアホールを含む同社旧本社敷地内の各建物の解体撤去工事が本格的に開始されました。
設置された仮囲いにはすでに神戸市景観条例に基づく建築計画のお知らせと完成予想パースが掲示されていました。
計画の仮称名称は「神戸市中央区相生町1丁目計画」。掲示日は8月1日となっています。神戸新聞の報道が翌2日だったので、この掲示に基づいての報道になったものと思われます。
敷地面積約3,000平方メートルの内、建物の建設に充てられるのは約半分の1,500平方メートル。容積率を上限いっぱいまで使い切る形だと思われます。
もし三井不動産が神戸金融事務ンセンター跡地にタワーを建設していたら、三菱地所はこの土地を取得していたでしょうか。取得したとしてもタワーを計画していたでしょうか。
すでに建設業の許可票と労災保険関連成立票も掲示されています。これらの掲示類から建物の解体から設計及び施工を一貫して大林組が担うことが明らかとなりました。ハーバーランドタワーに続き神戸での三菱地所のタワーマンションは大林組が担当します。神戸阪急ビルも大林が施工中で、ここ何年もの間、神戸市内の超高層案件の多くは同社が受注しています。
労災票類を見ても分かる通り、工期は平成32年3月までとなっています。
ファミリアホールにも遂に仮囲いと建物を覆う足場の設置が始まりました。内部の解体はすでに開始されているものと思われます。完全体を見られるのはこれで最後です。
旧本社ビルには足場の設置と防音パネルの取付が始まっています。
敷地の西側にある最も新しい別館の建物はすでに解体が始まっていました。写真では見えませんが、重機がバリバリと建物を破壊している様子が確認できました。
当ブログ読者のKenkenboboさんからファミリアホールの外壁保存は道路に面した二面のみだという情報を頂いています。タワーの建設される敷地はパースを見る限り、ファミリアホールからはみ出ていますので、場合によっては保存外壁と躯体を分けた形になる可能性もあります(現在、同じく栄町通沿いで建設されているみなと元町駅計画のように)。壁のみがL字に立ち、そこを公開空地にするというのも有りと言えば有りですが、それも貧相な気がしますので、新築建物の一部として残すようにして欲しいと思います。本日の住民説明会で敷地計画等は明らかになるでしょう(平日なので行けませんが・・・。どなたか参加可能な方からのレポートをお待ちしています)。
追記: 読者の方から頂いた情報で平面図を確認しました。道路に面した東と西面は新築建物低層部の外壁として活用されます。内部はエントランスロビーとなります。南はやはりファミリア旧本社屋の敷地まで新築建物がはみ出てきます。北側は完全に新築建物のファサードです。ファミリアホールの上に新築建物が載るように見せるには、やはり三面残す形がより好ましい外壁保存方法だと思われます。
(仮称)神戸市中央区相生町1丁目計画 ファミリア本社跡地再開発
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お疲れ様です 完成予想パースを見たのですが 悪くはないなーと 思いました