いよいよ完成予定日まであと10日を切ったumieモザイク運河環境整備工事。月末にumie開業5周年を迎えるにあたって記念事業的な位置付けでプロジェクトが進められていますが、完成を間近に控えて人工運河から人工清流へと大きく姿を変えています。
南側の導入部では大きなウッドデッキが構築中です。
回遊性の向上を命題とした「アクセスパス(連絡通路)」の増設はこれまでもノースモール-サウスモール間の複数フロアで実施され、機能的にもその効果の証明と実績を積んできましたが、今回の運河改修でも複数の橋の設置により、回遊性を重要視している事が伺えます。
小河の両側には固定された川石が敷き詰められ、造園業者による植栽、電気業者による照明の増設も進められています。
北側の導入部は歩道が大幅に拡大されてエントランスとしての位置付けが強調されているようです。シティループバスの停留所前でもあるので、ここからモザイクへと入っていく人も増える事でしょう。新たにシンボルツリーも植樹されました。
こちらは所変わって、JR姫路駅前広場にあるサンクンガーデン。駅ビルの完成と共に整備された憩いの空間で、人口の沢が流れています。今回のモザイクの運河改修はこの姫路のサンクンガーデンを大いに参考にしたのではないかと推測しています。春以降には子供達が大はしゃぎで集う水辺空間です。
モザイクの新しい水辺空間は親子だけでなく老若男女問わず楽しめる空間になりそうです。姫路同様に水が流れる沢である事を期待しています。これまでの運河プロムナードには欠けていた沢を流れる水の音が加わると、親水空間としての魅力が更に増す事になるのではないかと思われます。やはり水は北から南(写真の手前から奥)に向かって、流れる事になるのでしょうか。
水を使った空間演出は維持管理にコストが掛かる為、様々な施設において最終的に水を抜いてしまうという結末を数多く見てきました。当のハーバーランドでも現在のumieノース・サウスモール間のアトリウム空間はかつてキャナルガーデンと呼ばれ、ガス燈通りに沿って運河が流れていましたし、神戸情報文化ビルにも滝が流れていましたが、いずれも姿を変えて今に至ります。ウォーターフロントであるハーバーランドではありますが、これまで実際に水に触れる事ができる空間はありませんでした。このGWより、ハーバーの新たな名所として人気を集めそうですが、息の長い施設である事を願っています。
umieモザイク運河環境整備工事
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やはりイオンモール神戸南の成功もまずはumieの成功あってのもので、umieの成功は昔からモザイクが握っているんだなぁとつくづく思います。
なんだかんだ言ってやはりモザイク周辺にどう人を集めるかが、ハーバーランド全体の成否を、ひいてはイオンモール神戸南を含めた神戸西部の集客力全体を握っていると思います。
グランピングや、親子が自然に触れ合える施設が人で溢れかえる昨今の事情から、モザイクほど手軽にそう言った場が似合う場所も無かったので、イオンも英断だったと思います。あそこの運河も手を入れたばかりだったので。
あとはモザイクで言えば三階のゲームセンターの処理をどうするか、2、3階を含めた北側テナントの新陳代謝も含めて、個人的には北側は大きく建て替えて欲しいと昔から思っていましたが、どうなるか。
umie10年目に向けて、イオンの手腕に期待です。