旧居留地・京町筋と海岸通の交差点西角地はこの1年半に渡って、もうまもなく竣工する和田興産の分譲マンション「ワコーレトラッドタワー神戸三宮」のマンションギャラリーとして活用されていましたが、棟内モデルルームに移行する為、仮設建物は解体撤去が開始されました。またなんとその後の跡地の開発もすでに決定済でした。
この場所に進出するのは株式会社ベルク。独高級スポーツカー・ポルシェの正規代理店を営んでいます。同社がここに地上5階建てのビルを建設。ポルシェの正規ディーラーを開業する予定です。
ここ数年、旧居留地及びその周辺では高級外車の出店が相次いでいます。2012年にジャガー・ランドローバーが建隆ビル内に開業したのを皮切りに、最近では同じく京町筋にランボルギーニ神戸がオープンした他、間近にある波止場町にはベントレーも進出。これに加えてのポルシェとなれば、今後も旧居留地の高級車ディーラー集積力がさらに強まる事になります。
今までの進出は既存ビルへの出店が主でしたが、今回はビルを新築する投資となる点がこれまでと異なります。
所在地: 神戸市中央区海岸通9番4
敷地面積: 958.43平方メートル
建築面積: 724.20平方メートル
延床面積: 3,158.67平方メートル
高さ: 26.10メートル
構造: 鉄骨造
規模: 地上5階
用途: 自動車販売所
設計: 大和ハウス工業
竣工: 2018年7月予定
基本的にマンションのモデルルームとして活用される土地はその後、開発が進むケースが多いですが、今回もその例に漏れずプロジェクトが動き出しました。この角地を巡っては過去にタワーマンション計画のプロポーザルもあったようです。ちなみに隣接するチャータードビルをホテルへコンバージョンする構想がありましたが、未だ実行されておらず。計画は頓挫したのでしょうか。
海岸通 旧居留地計画
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