昨年から開始されたJR三ノ宮駅構内の耐震化工事。コンコースの再整備が完了したばかりでしたが、再び構内が工事現場の風景へと逆戻りしました。特に今回の改修工事の対象は柱や天井なので、非常に目に余ってしまうのが難点です。
天井の作業を実施するために鉄骨の柱や梁を設置し、作業床となる中2階を構築。天井高が下がったことで、これが元々あまり広くないコンコース内に更なる圧迫感を与えることになってしまいました。
柱に加えて一部では仮囲いも設置されたので、通行面積も減少し、非常に不便な状況が続いています。この工事は来年度までの工期を予定していますので、約2年間に渡ってこの状況が継続されます。
階段・エスカレーターからはこの暫定中2階を側面から見ることができます。さてこの耐震化工事は単に駅の耐震化を進め、安全性を高まるだけの工事なのでしょうか。勿論これは非常に大切な事なのですが、この不便な状況を利用者が耐えることに対する目に見える形での恩恵が必要なのではないかと思います。
地味な事かもしれませんが、JRは前回のコンコースリニューアルを進めた際、外壁の改修も実施しています。階段・エレベーターを囲む壁も光沢のあるパネルを使って美装化されました。
そしてつい最近、階段・エスカレーターの天井パネルも美装化され、照明もLEDに変更されました。雰囲気は一変し、とても明るくなりました。恐らく今回の耐震化工事は駅構内中の天井パネルの美装化と照明設備の更新も含まれていると期待しています。
改札外のコンコースはその天井梁や柱にルネッサンス調の彫刻が施されています。もし改修と美装化が進む場合、これら歴史ある装飾との調和がどう図られるのか。合わせて昭和の香りが未だに漂う案内表示や掲示類等の更新も実施されて欲しいものですね。デジタルサイネージの設置も増えるかもしれません。
JR大阪駅も駅ビル建設前にはまず駅構内のリニューアルが先行して実施されました。この延長線上に三宮ターミナルビルの建て替えが待っているはずです。
耐震化工事はJR三ノ宮駅駅に留まらず、付近の駅にも波及しています。写真はJR神戸駅の様子です。兵庫駅等の沿線駅も改修工事が開始されています。元町高架下商店街の閉鎖と耐震化工事開始も決定しており、神戸は街の再開発と共にインフラのリニューアルが進行中です。
JR三ノ宮駅耐震化改修工事
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この低い天井と、多すぎる柱は何とかならないもんでしょうかね?
コンコースと言うよりも地下通路のような趣です。
駅ビル建設の際には中央出口周辺だけでも改善してほしいものです。
駅舎の規模では兵庫県ナンバー1は姫路駅ですからねぇ。
まあ、県内に何個もそこそこ大きい都市がある兵庫らしいですが、JR三ノ宮駅新駅では兵庫だけではなく大阪駅にも負けないくらい頑張ってほしいです
地下鉄海岸線の三宮・花時計前駅、数週間前ほどから照明の改修工事を行ったのか、今までの暗いイメージとうってかわって明るくきれいになりました。
照明ひとつで随分印象がかわるものなのだと実感しましたので、JR三ノ宮駅はそれ以上にかわってくれるのか少し期待です(JR三ノ宮駅のエスカレーターもあれだけの変化ですが個人的にはすごくよくなったと感じます)