建て替えに向けて着々と進む神戸阪急ビル東館既存建物の解体工事。前回取り上げた通信無線用の巨大パラボラアンテナが遂には姿を消しました。あのアンテナが実は結構見た目に大きな存在だったという事を無くなった今、実感します。アンテナが無くなって既存ビルがしおらしくなってしまいました。
阪急神戸三宮駅と書かれた看板も取り外しが終わりましたが、それらをライトアップしていた照明はまだ付けられたままです。なかなか外観から見られる建物躯体の解体は始まりませんね。内部では相当解体が進んでいるものと思われます。
やはり躯体を同じとする建物西側はまだ共用中ですので、万が一、誤って建物崩壊などという事態になれば大惨事になります。慎重な作業を辛抱強く見守っていきたいと思います。
http://www.city.kobe.lg.jp/life/registration/shinsei/sumaimatidukuri/matidukuri/D02.pdf
さて解体作業が進む中、新築ビル建設に向けての各種法的手続きも進行しています。その中の一環である景観条例に基づく近隣住民への説明会と計画概要縦覧が実施されます。
示された計画概要に高さが約110mと記載されています。予定では120m強ですが、規模は地上29階と変更無く、延床面積については3万3900平方メートルで、報道の2万8500平方メートルより拡大しています。計画名称が神戸阪急ビル増築工事とされているので、既存駅舎や高架下商業施設の面積も含まれているものと思われます。
高さについてですが、特に計画変更があった訳ではなく、単に建築物の高さと最高高さの違いによるものと思われます。建築物の高さは所謂、軒高に相当し、これは29階の軒部分の高さであり、最高高さは真に塔屋階やヘリポート等の追加構築物を含む建物の最高部を表します。他に例を挙げるならシティタワー神戸三宮は建築物としての高さは175m強ですが、ヘリポートと塔屋を含めると190mに達します。
最終的には再度、最新パースを確認してデザイン面での変更がないか確認する必要はありますが、ほぼ計画の変更は現状はないと思って間違いないかと。
10/11の午後1時から生田神社で開かれる説明会にぜひ行きたいところではありますが、平日なので諦めます…。
神戸阪急ビル東館解体工事
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すいません。縦覧確認しました。
110mは軒高でした。
正確には屋上階までの最高高さ121.46mでした。
お詫びして訂正しておきます。
地下部分が地下鉄の駅とどうつながるかがまだ不明ですね。
阪急側はもっと間口を広げてビルの出口を西側に造りたいみたいですが、
神戸市側がもっと譲歩すると上手くいくんですがね。
名無しさん
縦覧情報ありがとうございました。正確な最高高さを知り得たことは私にとっては最高に貴重です。121.46mですね。次回以降のコメントは名前をお願いします。
ニコちゃん大王さん
地下鉄利用者を新ビルの商業エリアに取り込み、ひいては阪急への乗り換えを促進する。スピードを求めるJRへの乗り換え客をより乗り換えやすくすることで取り込めれば阪急にとっては万々歳ですね。
この阪急駅ビルが三宮再開発の先陣をきる大型プロジェクトとなりましたが、これを機に高層ビルへの集約化が進めばいいなぁと思います。
神戸はまだまだ企業が集まる余地があると思います。なので、土地の有効利用を進めてもらいたいと思います。
都市開発にリスクはつきものですから、神戸市には攻めの姿勢で都市開発に挑んで欲しいものですよね…