阪急神戸三宮駅の東口改札外コンコースのリニューアル工事がかなり完成形に近づいてきました。中央にある2本の中心的な役割を担う柱である六角柱は6面デジタルサイネージになった事をお伝えしていましたが、遂にデジタル広告の試験放映が開始されました!非常に目を惹く存在の柱になっています。
試験放映は6面を全く同じ画像にしていましたが、本格運用への移行後は6面に異なる画像や映像が流れる事も考えられます。
一部の柱の前には腰の高さのボックスが置かれていましたが、これらのボックスのあった場所には空調設備が設置されました。
空調設備の色も一部の柱のパネルと統一してダーググレーになりました。石貼りの柱との調和も良くしっくりきています。
改札機前から床一面の刷新が完了しています。暗く圧迫感のあった工事中の様子から一変して明るく美しく生まれ変わりました。まだ改札前の太い柱は改修工事未着手ですが、既に改札内への工事拡大が確認できていますので、今後、改札内外含めての全面リニューアルが展開されていくものと思われます。
改札前の太い柱もこのように石貼柱になるのでしょうか。阪急らしい上質感のあるクラシカルなデザインです。
改修工事の開始時にはここまでの規模のリニューアルになるとは予想していませんでした。ただよく考えれば奥の仮囲いの見える部分の背後には神戸阪急ビル東館が建設中なので、新築部分と相違があっては興醒めです。
先日、阪急神戸線と市営地下鉄の相互直通運転も仕切り直しとなり、現在の神戸三宮駅の存続長期化が決定的となりましたが、このリニューアルの力の入れようを見えていると、阪急は地下鉄乗り入れを少なくとも早期に行う気は無かったのだと合点がいきます。
前週、いよいよ改札内コンコースの改修も開始された事をお伝えしましたが、既存天井パネルの撤去作業はコンコース内全体に及び始めました。
柱は養生されています。改札内のリニューアルがどの程度、本格的に実施されるのかが注目のしどころです。天井、柱の改修は必然として、壁や床まで手を付けるのかどうか。
少なくともコンコース内のトイレの刷新は必須でしょう。
そして遂に西口改札外コンコースでもリニューアル工事に着手しました!既存の天井パネルが撤去され、養生ネットで覆って、仮設照明を点灯させています。
東口改札外コンコースの力の入れようから推し量るに、西口も同様にかなり凝った造りになるのではないかと期待されます。こちらも天井、壁、柱、床のフルリニューアルが行われるでしょう。
特に西口は歴史を物語るこの階段上の吹き抜け空間がありますので、この阪急らしいクラシカルなスペースをどのように改修するのか。非常に興味深い工事となります。
安全対策として、階上の駅ホームでも工事が進行中です。全てのプラットホームに水平開閉式の可動ホームドアを設置を進めています。
既にホームの両端では床下に配線設備を設置する為、床の底上げを行なっています。
ホーム下の様子です。重量のあるホームドアのユニットを載せる為、ホーム自体の補強も施された様子です。
床面が上がったという事は線路の垂直位置も合わせて上げないと乗降に支障が生じてしまいます。これも突貫で工事が実施されたという事でしょうか。
ホームを見ると、両端か膨らんでおり、中央の既存の床が凹んでいます。それらの段差をアスファルトで暫定的に解消していますが、最終的には中央も水平に高さを調整した上で新しい床が貼られるものと思われます。
ホームドア工事の完成時期は来春を予定しています。神戸阪急ビルの完成時期と合わせており、ホーム床の刷新も含めて全面的な神戸三宮駅のリニューアルになるようです。ホーム上の他設備の更新も行われるでしょうか。この際、ありとあらゆる所も改修して欲しいですね。
神戸阪急ビル増築工事 東・西口改札内外のコンコースリニューアルと可動式ホームドアの設置工事
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阪急三宮のホームの屋根は内側から見るとレトロな雰囲気で阪急らしく良い味出してると思うんですが、外から見ると何かの古い倉庫みたいでかなり傷んで見えます。
あの壁と西口までの高架下の外壁が綺麗になればいいですね。