先月、摩耶山のリゾート施設再整備の為、神戸市や兵庫県が開発規制の緩和を検討すると報道があった事をお伝えしましたが、日本三大夜景である摩耶山からの眺望は神戸が誇る最大級の観光資源です。これを宝の持ち腐れとしているは全く勿体ない話です。その1番の理由はアクセスの悪さ。バスとケーブルカーもありますが、幾度もの乗り継ぎが必要ですし、車でもかなりの時間を要します。やはり都心からダイレクトなアクセスがあれば、広域からの観光客のみならず、近畿エリアからも人を呼び込めるでしょう。
私がこのダイレクトアクセスに提案したいのは現在、新神戸と布引ハーブ園を結んでいるゴンドラの神戸夢風船の延伸です。ゴンドラの空中散歩が実現すれば、摩耶山山頂まで手軽に行くことが出来、その道中自体が貴重な観光体験になります。
福岡では都心とウォーターフロント間のアクセス向上の為、JR博多駅と須崎公園間約2.5kmにロープウェイを通す福岡スカイウエー構想の本格検討を始める予算を確保したようです。しかもこの案は民間から公募され、JR九州が提案したようです。玄関口の博多駅周辺再開発、既存都心の再整備となる天神ビッグバン、ウォーターフロント開発と勢いに乗る福岡はこのロープウェイ構想が市長肝入りのプロジェクトとして実現に向けた本格的な検討が始まるのです。
神戸市会でもある市議がロープウェイによるウォーターフロントへのアクセス向上を提案していましたが、相手にされていないようでした。都心部にロープウェイを通す事は抵抗を覚える人も出てくるかもしれません。しかし都心部から摩耶山へ直接行けるようになるのなら大きな観光資源として成り立つのではないかと思います。それでこそ山頂付近の開発や再生も活きてくるでしょう。
無論、新神戸駅周辺の待機施設の充実や観光バス等の駐車場整備は必要です。新神戸オリエンタルシティの商業施設も摩耶山へのアクセス拠点として再生・復活を遂げられるのではないでしょうか。
摩耶山へのアクセスは新神戸から布引ハーブ園経由のゴンドラで
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摩耶山へのゴンドラ案、すごくいいと思います。
新神戸と摩耶山の活性化の両方に寄与するんじゃないでしょうか。六甲・摩耶を活性化しようとしてますが、何せ都心部からのアクセスが分かりにくいですからね。
ゴンドラそのものが海・山が近いという他にはない神戸の特徴を生かせる良い観光資源にもなると思います。
多分、間に高圧鉄塔の基幹線が通ってますよ。
眺望点としても筋の良さそうなルートです。
google mapの3Dでもある程度は確認出来ます。
ポーアイ=六甲アイの海上で海中ボーリング調査が始まりましたね。阪高湾岸線斜張橋はこちらの方が早く着工しそうです。
国がやることは早そうですね。
そう言えば、横浜でも横浜駅から山下公園に向けての都市ロープウェイ建設の案が出ていましたね。
https://www.kanaloco.jp/article/entry-23892.html
私は横浜のロープウェイは成功すると考えています。
最大の理由は「起点がターミナル駅の横浜駅からであること」です。
記事内でも言及なさってですが、一般的に乗り換え(特にバスとの乗り換え)は忌避されます。
現行の摩耶ロープウェーや六甲ケーブルカーが具体的な例でしょう。
魅力的なコンテンツであっても、よほどでなければ、アクセスの悪さに勝てません。
ロープウェイ自体に賛成ですが、できれば三宮を起点にできないか、と考えてしまいます。
少々別件になりますが、現在の神戸市の再開発の遅さや方向違いを見ていると、「もう何も考えなくていいから、横浜と川崎のマネだけしていればうまくいくんじゃないか」とまで思ってしまいます。