神戸空港第1ターミナルは2006年の開港・開業から間もなく20周年を迎えようとしています。紆余曲折のある20年でしたが、現在は追い風が吹いており、将来の神戸経済を牽引する成長エンジンとして重要な役割を果たしています。

その第1ターミナル3階の飲食店街も変遷を繰り返してきましたが、開業以来のテナントだったうどん専門店「たもん庵」が10月半ばに閉店しました。親会社のゼンショーホールディングスが、たもん全店閉店を決定した事による退店です。

代わりに同じ区画にオープンしたのが「なか卯」です。たもん庵はうどんだけでしたが、なか卵は、麺類、どんぶり類のメニューが豊富な為、利用者からは選択肢が広がって利便性が増した事になるのかもしれません。

今年は暫定的な待合空間として暫定利用されていた飲食店街の一部がフードコート「神戸そらもぐ」としてリニューアルされ、空港利用者から歓迎の声が上がっていました。

しかしながら利用者数が全国トップ10に入る国際空港のレストラン街としてはまだ貧弱な施設感は否めません。11位の仙台空港の方が遥かに飲食店街が充実しています。神戸空港の利用者数の急成長にハード面が追いついてない状況です。

足下では、上半期半年間の空港利用者数が既に211万人に達し、初の200万人突破を記録しました。このまま推移すれば年間利用者は初の400万人台を達成する事になりそうです。

従って400万人の利用者数に見合った空港施設である必要があります。第1ターミナルは現在以上に拡張する余地は現施設内にはありませんので、余剰地を使って増床するしか選択肢はありません。今春から増やされた国内線の発着枠をフルで活用できれば、更に年間120万人の上乗せが可能です。ただその場合、現施設の有するキャパシティを超えてしまう可能性があるので、第2ターミナルへ分散させる必要が生じます。
神戸空港第1ターミナル 飲食テナント入れ替え 「なか卯」が新規オープン 空港利用者数は上半期200万を突破!
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なか卵…ではなく、なか卯…の間違いではないでしょうか?
お店の名称なので気になりました。
今年度中に策定される予定のターミナル拡張案の発表を
心待ちにしていますが、やはり利用者や航空会社からの
ニーズに合致した機能と風格あるデザインを両立させて
欲しいと思います。
神戸空港は国内線・国際線共にまだ発着枠に余力を残しており、
後背地人口や世界の航空情勢を鑑みるとその伸びしろは
青天井と言っても過言ではありません。
実勢に即したハード整備を急ピッチで進められる事を望みます。
安普請の建物で増築・増築を重ねても、外国人に「日本に、神戸に来たぞ!」となるでしょうか?
当初は無駄な投資をしないためにもコストは最小限で正解でした。
しかし、ここまで需要が出てきたのであれば、マスタープランを作り直して、神戸らしい特徴的な、印象に残る建物に建て直して欲しいです。