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神戸空港サブターミナル整備事業は、新ターミナルビルの建設が順調に進行している模様です。
遂に始まった新ターミナルビルの鉄骨工事は東角部分からスタートしてまず徐々に北側方向に拡大を開始しています。
建築面積が大きな建物になる為、鉄骨建方にはかなりの時間を要する事になりそうです。規模的には大型商業施設や物流施設並の大きさがあります。
先日、海外出張の折に関西空港を利用しましたが、保安検査場の後の搭乗エリアの変化には驚きました。日本の国際空港もようやく海外の空港にも引けを取らないデザインやサービス、内装になったと感じました。神戸空港の新ターミナルも関空程とは言わないまでも国際空港のターミナルとしての風格も備えて欲しいと思います。
今後、西側全体にも鉄骨建方の工事が大きく展開していく事になります。
鉄骨4スパン分の組立が終わりましたが、まだ2階の床は存在するようです。北側のメインエントラス側は2層の吹き抜けになっている筈ですが、残りの北側4スパン分が吹き抜けとして当てがわれるのでしょうか。
既存ターミナルとの連携やアクセスを考慮すると、南東側にエントランスを設けた方が利便性はあるのですが、搭乗エリアが南側を占めるのでレイアウト上は北側にロビーを設けざるを得ません。
既存ターミナルの西側レストラン跡にあるミニチュアミュージアムから撮影していますが、館内にいた人々は何の建物が建設されているのか知らないようでした。
ターミナルビルと駐機場の間に位置する敷地も造成工事が行われています。ターミナルとエプロンの間に設けられるランプバスやグラウンドハンドリングの車両が行き来する動線が設けられる予定です。
駐機場の拡大整備も順調に進行しているようです。
新ターミナルビル周辺の道路整備も開始されました。
既存のターミナルビルですが、関西エアポートは中期経営計画にて商業エリアや搭乗エリアのリニューアルを予定していました。しかしコロナ禍に見舞われた結果、リニューアルは白紙となり、天井の耐震改修のみが実施されました。
レストラン街で営業している店舗は3店まで減少。空港開港時から営業してきた神戸洋食キッチンは6月17日に閉店し、ロイヤルホストとして7月9日にリニューアルオープンする予定です。
上島珈琲店の周りにあった店舗区画は撤去それて待合ゾーンになっています。多くの人々が飛行機の搭乗までの時間を過ごしているようでした。
利用者数は過去最高の343万人を記録しているにも関わらず、営業している飲食店は3店舗のみとは、国内トップ10の空港としては寂しい限りですが、新ターミナルの商業エリア新設と同施設完成後の既存ターミナルの大規模な改修・増築を踏まえて、新たな投資は控えているのではないかと思われます。
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サブターミナルの鉄骨建方も駐機場の拡張整備も順調に進んでいますね。神戸空港は今後も倍々ゲームのように飛躍的に発展して行く事が約束されているようです。まさに関西の羽田空港という位置付けです。
当面は現在の旅客数343万人を700万人に倍増する拡大整備中、2030年以降の第2次拡大は1400万人への倍増を目指すのが順当な過程でしょう。今後建替え若しくは再編の対象となる既存ターミナルは仰る通り大きな投資は控えていますね。
神戸空港国際化は神戸のみならず関西圏に最大利益となり、神戸空港は現在も多くの航空会社から注目されています。積極的な需要予測に基づき大型国際空港に相応しいものを目指して欲しいものです。
サブターミナルの建設工事も、駐機場の拡張工事も順調な進捗状況が見て取れて、来年春の開業時が待ち遠しくなります。
神戸空港国際化は、関西経済全域にその恩恵が波及することから、神戸市内再整備や民間による再開発の大本丸であるという認識を予てから持っています。
その為、運用時間などの足枷はできるだけ早期に撤廃し、旅客のみならず本格的に航空貨物を取り扱う24時間運用の国際空港として大発展を遂げてもらいたいです。
空港島西側を旅客ターミナル用地に充てるなら、貨物設備は東側に整備するといいですね。
そして将来的には欧米各国への就航も可能とする為、滑走路の延伸若しくは新設、それに合わせてRESA確保の為に空港島の埋立工事を実現してもらいたいです。