WDB三宮ビル

WDB三宮ビル新築工事 鉄骨建方工事が更に進む 神戸のオフィス市場の行方は?



仲町通と江戸町筋の交差点で竹中工務店による施工で進められているWDB三宮ビル新築工事。市内のWDBグループの拠点が全てこのビルに集約される予定です。



鉄骨建方もいよいよ大詰めに入り、セットバックされた上層部もいよいよ高くなってきました。



既に8階部分の鉄骨が組み立てられており、上棟はもう目前に迫っています。同時に外壁の取り付けも進められており、9階建てながら、さながら高層ビルの建設工事の様相を呈しています。



以前にも触れましたが、WDBは姫路本社の企業ですが、神戸に本社屋以上のビルを建設中です。播州信用金庫も本社の規模を凌ぐ神戸本部ビルがあります。また私の予想通り、神姫バスも三宮に新本社を開設する事になりました。



姫路企業の神戸へのシフト化は顕著となっています。ただ完全に移転するのではなく、現本社は維持しつつ、新たに拠点を設ける形です。

パソナのようにコロナ禍でリモートワークが全盛期だった頃に淡路に本社機能を移しましたが、他に首都圏から地方への移転を選択した企業は後に続きませんでした。



8月末の神戸マーケットのオフィスビルの空室率は3.8%と、以前として京阪神では最も低い水準で推移しています。2027-2029年に大型開発の完成が相次ぐ為、二次空室が懸念されていますが、それまでの間に新たなオフィス開発は浮上してくるでしょうか。サンベル400跡地の開発は気になるところです。

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POSTED COMMENT

  1. sirokuma より:

    今後供給される大型の新規オフィスへの反響は高いようですね、神戸市では高規格で床面積の広い最新の高規格オフィスビルが長期間供給されていませんでしたから一定数の需要は確実にあると思いますが、こべるんさんが指摘されるように関東圏からの需要どころか近隣他府県からの流入もこれまでのところ見受けられず市内・県内の有力企業の移動が主体のように見えます。
    特に人工島からのUターンはこれからも続くかもしれません。
    この機会に、PI1期を中心に空港の国際化やその先の拡張、湾岸線等高速道路、そして噂される空港までの地下鉄等の輸送システムなど将来を見据え、人工島のポテンシャルを最大限に活かすために都市計画を一から見直す時だと思います。

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