JR兵庫駅前南側のパーラーダイエイ兵庫本店が閉店し、本格的な解体工事が開始されました。前回、この解体工事を取り上げた際、施工主はJR西日本不動産開発と報じられた事を記述しましたが、どうやら誤報だったようです。
12月末までに解体が完了する予定ですが、新たに判明した施主がこの土地をどのように活用する予定なのか。駅前の一等地だけに完全な共同住宅のみの開発は避けて欲しい次第です。
この土地はパチンコ店だった建物とその駐車場を含み、敷地面積は1,000平方メートルを越えます。ただ都心エリアに課されているような住宅建設規制はありません。
この解体を進めている事業者は生和コーポレーションです。同社が取得したという事はどうしても賃貸マンションが建設されてしまう可能性が高まります。
実は同社はこのパーラーダイエイ跡地の向かいにあったDXアンテナの社屋ビル跡地も取得しており、開発計画を進行させる予定です。
建築計画のお知らせによると、地上10階 36戸のファミリーマンションを建設する予定です。一部は事務所用途になるようです。生和が設計から施工までをトータルで手掛けるようです。
周囲にはプレサンスも含め、複数の賃貸マンションが林立しています。快速が停車する兵庫駅前という利便性の高さがマンション建設を後押ししています。
しかしこの土地に賃貸マンションを建設するとしても、賃貸物件としてはかなり大規模な建物になる可能性が高く、こちらも土地の広さを活かしてファミリー住戸をメインにした開発になるのではないかと思われます。
ただ駅前立地を考慮すると、低層部にテナントフロアを設ける事は必須として欲しい次第です。
今回の開発用地に含められているのか、単にヤードや現場事務所用地として一時的に使用するのか分かりませんが、賃貸マンション1棟を挟んで東側の飛び地にもゲート付きの仮囲いが設置されています。
やはり理想としては、1-2階はテナントフロアとするべきかと思います。カフェ等の飲食店や物販店、クリニック等の生活利便系のテナントの出店が見込まれるでしょう。
ただ分譲マンションを主事業とするデベロッパーの手に渡らなかった事は良かったのかもしれません。分譲マンションになってしまうとテナントを入れるハードルが上がりますし、ましてや飲食店はアウト。テナントを入れられたとしても、綺麗めなクリニックや控えめなサービス系テナントが関の山です。快速停車駅前立地に相応しい内容の開発にして欲しいと思います。
JR兵庫駅前パーラーダイエイ兵庫本店の解体撤去工事が本格始動 施工主は生和コーポレーション!?
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