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イオンモール神戸南の南側に広がる神戸市中央卸市場本場跡地で兵庫県が県政150年事業として建設を進めている初代県庁館(仮称)と先日、井戸や兵庫県知事等が出席を行なって起工式を執り行った兵庫津ミュージアムもしくはひょうごはじまり館。市有地に誕生するこれらの二つの県立博物館、イオンモール、中央卸市場の施設群によってエリアの集客、回遊性の向上、活性化を図るプロジェクトが進行中です。
初代県庁館
所在地 神戸市兵庫区中之島2-1-17
事業者 兵庫県県土整備部住宅建築局営繕課・整備課
敷地面積 5690.22㎡
建築面積 602.68㎡
延床面積 498.5㎡
階数 地上1階
用途 博物館
建物⾼さ
構造 鉄骨造・木造
設計者 いるか設計集団
施工者 萩野建設
竣工予定 2021年3月25日(着工前)
兵庫津ミュージアム
所在地 神戸市兵庫区中之島2-1-17
事業者 兵庫県県土整備部住宅建築局営繕課
敷地面積 6185.36㎡
建築面積
延床面積 4559.35㎡
階数 地上4階
用途 博物館
構造 鉄筋コンクリート
設計者 兵庫県県土整備部住宅建築局営繕課
施工者
竣工予定 2022年7月
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建設状況の様子
敷地の西側で建設中の初代県庁館は平家建の複数の建物によって構成されています。既に殆どの建屋が姿を現しており、今秋の開館を目指して工事が進行しています。勤番所、月番同心屋敷、地付同心屋敷、船見番小屋、長屋門が建てられており、最終的には外縁部を土塀で囲います。このエリアは入場無料を想定しています。初代県庁館の運営は、受付業務や施設管理業務を民間事業者に委託する予定です。
そして東側の兵庫津ミュージアム・ひょうごはじまり館の敷地では先月末に起工式が開催され、井戸知事や久元市長も出席しました。建設事務所も建設されました。
敷地内では本格的な着工準備が進められています。ひょうごはじまり館のオープンは県庁館から遅れる事、1年後の来秋の予定です。
キャナルプロムナード延伸
これらの新しい博物館周辺やイオンモールと周辺住宅地の回遊性を高める為、以前より計画されていたキャナルプロムナードの南伸工事がようやく完了し、供用が開始されました。
イオンモールから大輪田橋までを結ぶプロムナード。周辺住民の生活道としても大いに活躍しそうです。これまで南側からイオンモールへのアクセスはグルリと市場前に回らなければなりませんでしたが、このプロムナードを使えば直接、モールの西側エントランスから入店が可能です。
対岸のプロムナードを望みます。穏やかな時間が流れ、地域の散歩道としても重宝されそうです。
冷蔵庫棟前まではインターロッキングブロックで舗装されています。
水門周りの様子です。
歴史のある大輪田橋をプロムナードから眺める事が出来る様になりました。
最後の行程はアスファルト舗装です。
冷蔵庫棟が移設された後、この部分も再構築される可能性があるので簡易な仕上がりになっているものと思われます。
緩やかなスロープを経て一般道に接続します。
大輪田橋から眺めるキャナルプロムナード。回遊性を高める優良公共工事として評価できます。もっと早く実施すべきだったと思います。
イオンモール神戸南は地域の商業施設として集客力は高いものの、空区画も所々に目立ちます。コロナやアパレルブランドの苦境が追い討ちを掛けている面も否めませんが、やはり当初から心配されていたumieとの距離の近さがテナント誘致に響いた事が尾を引いているようです。集客できているテナントとそうでないテナントの差が大きく偏りが生じています。イオンモール自体も最終赤字を計上。地域の商業施設の運営は難しい舵取りを迫られています。
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