JR三ノ宮新駅ビル

JR三ノ宮駅ビル新築他工事 動線切り替え直前の通路や見納めの大階段周り



JR三ノ宮駅ビル新築他工事はいよいよ12月から次段階に入る様相を呈しています。今年5月から本格的な工事が開始されて以来、半年が経過しましたが、これまではひたすら解体工事に徹してきました。



かつて駅前広場だった面影はすっかり消え去り、敷地全体が中央幹線と同じ高さにフラット化され、同時に敷地全体に広がる地中障害物の撤去が行われています。



建物があった訳でもないにもかかわらず、ここまで大規模且つ長期に渡って地中障害物の解体が行われる工事というのも珍しいのではないかと思われます。



三点式パイルドライバは姿を消しましたが、オールケーシング工法の全回転掘削機はまだまだ稼働を続けています。



数多くのH鋼が未だに多く並べられています。手前にはこれらの鋼材が建て込まれて、山留杭を構成しているのが確認できます。



新しい駅前広場の



北側から南側に向けて簡易スロープが構築されました。傍を土嚢で固めています。更なるH鋼が投入されています。これらも全て山留杭として地中に埋められていくのでしょうか。しかし三点式パイルドライバはもう現場にはありません。



12月中旬に供用が開始される地下への仮設階段。前回はまだ鉄骨の骨組みのみでしたが、屋根や外壁が付きました。



仮設動線周りは掘削が進み、矢板の山留が行われています。仮設動線の供用開始後には北側の旧駅ビルの地下躯体の解体を開始するものと思われます。



仮設スロープも三宮歩道橋と接合の日も近いでしょう。ただのこのスロープの供用開始は何故か来春以降となります。



残りあと3週間弱でこの大階段・エスカレーターも見納め、使い納めを迎えます。三宮の地下空間にて、来街者に都会的な景観と雰囲気を与えてきた象徴のような空間でした。



動線切り替えの案内表示です。12月14日より新動線へと切り替えられます。



三宮ターミナルビルの外郭のみがまだ残っていますが、大階段の解体と共に駅ビルの残りの部分の撤去も始まります。1階の階段を上がった上の部分の狭い通路が今後、かなり混雑しそうです。



さんちか1番街内に新設された通路は日曜日に開通予定です。周りを覆っていた仮囲いも全て撤去されました。



新通路はピカピカの光沢感のある壁に覆われています。天井パネルも美装化されています。ただこれらもまだ暫定的な内装材なのではないかと思われます。



このスロープ通路も動線切り替えと共に閉鎖されます。閉鎖後は解体される事になるでしょうか。



新通路の南側入口となる夢広場側。仮囲いが撤去し、通路が見通せるようになるのは日曜の朝でしょうか。



夢広場にクリスマスのデコレーションが登場しました。12月の動線切り替えは我々にとってはクリスマスプレゼントのようですね。

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