新築以来初の大規模な改修工事が行われている鯉川筋のHK元町ビル。カーテンウォールのファサードがスタイリッシュな複合ビルで、立地パーキング跡地に建設されました。

1-2階はメゾネットのテナント店舗フロアですが、立地の良さの割には出店テナントの営業は長続きせず、数々のテナントが出退店を繰り返してきましたが、コロナ禍で最後のテナントが閉店して以降、数年間の空きが続いてきました。現在、両フロアの内装と外装の改修工事が行われています。どんなテナントがオープンするのでしょうか。

このビルの一本南側の裏通りはトアロードの神戸BALに続いていますが、最近、この小さな通りに活気が生まれています。飲食店を中心に新規出店が相次いでおり、三宮センターウェストが拡大しているような格好です。

元々、BALアネックス周りに小型の店舗が集う小洒落たエリアではありましたが、出店エリアも拡大し、勢いが出てきているようです。

こうした小粋な裏通りエリアは、トアウェストから始まって、磯上通、加納町、乙仲通と拡大してきましたが、今も規模を維持できているのはトアウェストと乙仲通です。

この界隈は三宮と元町の間にあり、センター街やBALにも隣接している為、集客はしやすい立地で、入店行列も見られるようになりました。惜しまれて閉店した洋食レストラン・ラミの店舗は今もまだそのままです。

鯉川筋の大型空きテナントも格好が付き、新規出店やテナントの入れ替わりも進み、街に勢いが生まれています。

三宮の再開発が進行し、ビル群が完成し始めると、人の流れがどのように変化するのか。鯉川筋には重鎮・大丸神戸店、南京町がある限り、元町駅からの南北の人の流れが途絶える事はないかと思いますが、三宮から西に流れている人の数は一程度、東に向かう事になります。センター街では再開発を模索する動きがあり、県庁再整備は駅北側がメインとねりますが、元町駅南側界隈には三宮に対抗する気運は生まれて来ないのでしょうか。
HK元町ビルのリニューアル工事とその界隈の変貌について
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