3月3日。50周年リニューアルの改装工事の総仕上げのために11日間休業していた神戸最大の地下街「さんちか」が華々しくオープンしました。当初報じられていた今回のリニューアルに投じられる費用は10億円でしたが、最終的な投資額は25億円まで増額されました。
今回のリニューアルによって通路内の天井は全面的に変更されました。金属板を吊り下げていた天井をアルミパネルに変更して軽量化。耐震性も高めつつ、照明をLEDに変更したことでこれまでのうす暗いイメージを一新。
天井については先行して進められた阪神神戸三宮駅構内や周辺通路に採用された波をイメージとしたデザインやグレーのアルミパネルを踏襲し、三宮の地下通路、地下街全体に一体感・統一感を持たせることができました。
通路も店舗内も非常に明るくなりました。各交差点の中央に存在する円形照明はゴージャスなシャンデリア風にリニューアルされました。
また今回のリニューアルによって店舗の入れ替えも実施。全店舗119店の内、19店が新規開業しました。
インフォメーションデスクの隣には有馬温泉の神戸さんちか案内所も開業。
さんちかホールではリニューアルを記念して開業当時の昭和40年代を写真などで振り返る「タイムトリップ神戸さんちか展」が開かれています。
地下街内の各エントンラスも大きく手が入りました。JR駅・阪神駅を繋ぐ通路と連絡するゲート部は左右の柱をリニューアル。
柱正面の壁面の中にLED照明が埋め込まれて色が定期的に変わるようになっている他、細かな空気の泡が絶え間なく浮上する水の演出が施されています。
柱の他の面は周囲の柱と同様に波型の壁面装飾をライトアップしつつ、ガラスで覆う演出となっています。また足元にも照明を埋め込んで上下左右を光に囲まれたゲートに生まれ変わりました。
交通センタービル1階からさんちかへアクセスするメインエントランス周りも大きく改装されました。10年前の40周年のリニューアルでも大きく手の入れられた部分ではありましたが、今回は50周年ということで更に気合の入った改修となっています。
支柱周りの天井パネルや照明が一新されています。
Santicaのロゴサイン周りも地下ゲートに採用されている柱と同様にガラスの中に泡と水を閉じ込めた演出が施されました。
今回の改修はそれだけに留まらず、JR駅西口から交通センタービルへと連絡するエントランス部分もさんちかと共通のデザインを採用した改装が実施されました。
面白いのは階段上の天井部分にさんちか通路内交差点と同じ円形照明が取り付けられた点です。
しかし真下からよく見ると、実は照明は半円のみで、残りは鏡の反射を利用して円形に見せています。
フラワーロード沿いにある地上部のエントランスも改修されました。
階段両側の壁、手摺、照明等の改修が実施されました。
さんちかの改装が終わったことで、阪神神戸三宮駅の東口改札開設から開始された一連の三宮地下空間の10年に渡る大規模改修工事がようやく完了を迎えたことになります。しかしながら化粧直しや開発が先行する地下空間に対し、地上の状態は不釣り合いになりつつあります。次に地下空間で大幅に手が入るとすればJRの三宮ターミナルビル地下エントランス周辺や大階段・エスカレーター広場でしょうか。これらは今後、ターミナルビル建て替えと共に大規模な改装が進められるものと思われます。
さんちか50周年リニューアル完了 新装開業
スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
先週末早速行ってまいりました。ファッションにはあまり興味がありませんので、とりあえず前から気になっていた、味ののれん街の名古屋こうちん親子丼の店へ。お昼時でしたので5,6人並んでいましたが、ほどなくカウンター席へ案内されました。親子丼とから揚げのセットでややお高めの1,300円ほどでしたが、まずまずのお味で次回は名古屋名物の手羽先にも挑戦しようと思います。テイクアウト用のカウンターもあり、気軽に利用できそうです。
「タイムトリップ神戸さんちか展」はとても楽しく拝見しました。行け行けドンドンの当時の神戸新聞の記事は明るく、希望に溢れる話題が満載で、ほほえましく思えました。
また学生時代に集めておりました60~70年代の洋楽のLPジャケットが多数展示されており、とても懐かしく眺めておりました。
いまさらなんですが、ずっと名称が「さんちかタウン」だと思っていたのですが、いつから「タウン」が消えたのでしょうかね?
こんにちは サンチカ 明るくなりましたね
さんちか50周年おめでとうございます。三宮の顔として半世紀を経過、新たな存在感が出てきましたね。次に、阪急が地下に顔を出してくるのかと JRの駅ビルがさんちかと どうかかわってくるか、とても気になるところです。