2008年のリーマンショックによって計画が頓挫して白紙撤回となった新港第1突堤の再開発プロジェクトが再度、ホテルを中核とする商業施設計画として再浮上することが分かりました。
土地を所有する国から神戸市が賃借した上で、40年の定期借地契約を事業者と結んで貸し出す方向で、来月初旬に応募登録者を受付け、応募者は10月にプロジェクト案を提示。11月には事業者が選定されるというスケジュールです。
応募者の資格は「民間事業者の企画力、ノウハウ、実行力等を最大限に活用して、文化、集客、宿泊、観光、商業施設を自ら企画・建設・経営する事業者」としており、神戸新聞によるとすでに不動産大手を初めとする複数のデベロッパーが意欲を示しているそうです。
ホテルとしては眺望は抜群のロケーションであり、周辺ホテルも好調に稼働しており、クルーズ船の寄港、観光客の増加を見据え、神戸では非常に希少で投資価値の高い案件であると言えます。
問題は既存のウォーターフロントゾーンとの連携です。2.7ヘクタールという巨大な敷地ではありますが、そのロケーションは孤立した形となっており、何らかの形でメリケンパークとのアクセスを構築できないものでしょうか。
以前の計画ではホテルと映画館という組み合わせで施設内完結型の内容でした。新たなプロジェクトで気になるのはやはりホテルの規模と商業施設の方向性です。既存エリアとの相互連携によるウォターフロントの更なる活性という形で開発を進めて欲しいと思います。
いずれにせよ新たなウォーターフロントのランドマークとなることはまず間違いないでしょう。
新港第1突堤再開発が再始動!
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ついに公募ですか。良かったです。
神戸市のウォーターフロント構想にはメリケンパークとの間に橋を架ける絵が出ていました。導線図などを見ても、なにかしらするつもりはあるみたいですね。
神戸の繁栄を考える上で将来を見据えた開発は致し方ないことは私にもよく分かっております。しかしながら、ウオーターフロントのシンボルのような美しいオリエンタルホテルやポートタワーがかすんでしまうような派手な高層建築を周辺に造るのには、絶対反対!結婚産業、観光事業にはしる昨今の趨勢に、失われ行く港町の面影を惜しむ者の一人です、時代遅れかもしれませんが…。
ウオーターフロント構想がいよいよ始動しますか。壮大な計画なので何年かかり、またどこまで実現できるか分りませんが楽しみです。
ttp://www.city.kobe.lg.jp/information/project/innovation/toshin/zenpen2.pdf
に詳細が出ていますが、これに沿った計画になるんでしょうね。
私としては、東京スカイツリーの二番煎じですが、断面積が少なくて眺望の妨げにならない新ポートタワー希望なんですが、定借で民間となると無理そうですね。
大きなプロジェクトが入ってきましたね。久々すぎて非常に楽しみですが、僕も授業やコンペの整備課題で景観などの考慮は必ずするので(そんなレベルの高いことはやってませんが)、SKさんのおっしゃることもわかります。歴史観も大切にできたらいい整備ができると思いますが利益あってのものなんで難しいですよね。個人的にはポートタワーより低層で派手すぎないデザインとかがよかったりしますが、久々にマンション以外のプロジェクトなので高層でも歓迎だったりもします。
そういえば以前教授とお話をしたときに、海沿いの再開発で三宮や居留地あたりの人がもっていかれるとかなんとか言ってました。まぁあんま広げすぎもよくないってことですね。
プロジェクトが再開されてうれしいですね。臨海プロムナードを整備して、ハーバーランドからハット神戸までつながる事を夢見ますね。
第一突堤に市民や観光客が滞留できて楽しめるような施設ができればと期待しています。
どうも神戸市は自信喪失で守りに入っている。国際的都市間競争の視点がない。
鉄鋼・造船の重工業都市、日本一の貿易港から、ファッション都市、アーバンリゾート都市、再生医療、創造・デザイン都市と変遷し、行政主導で多くの開発、再開発を行ってきたが、どれも中途半端。とうとうグランドデザインを描くのを放棄している。
一方アジアはソウルではユニバーサルスタジオ、パラマウントはじめ大型テーマパークの建設が行政主導で数か所で進み、プサンも大規模ウォーターフロントリゾート施設を建設している。ソウルと上海と香港・広州・シンセン地区とシンガポールが東南アジアの一大文化・観光拠点となり、神戸、大阪は国際ローカル都市化である。都市間の大競争時代を勝ち抜くにはちまちました開発でなく、行政が主導して民間資金を活用した開発が必要である。※大阪も万博公園跡地のパラマウントを放棄したのは大失敗。完全にソウルの後塵を拝することになった。なんせソウルのユニバーサルは大阪の9倍の規模でレゴランドを含む複合施設である。テーマパークも複数以上が最低条件である。パラマウントはスペインにもオープンする。
新港地区では一突だけでなく、三突まで含め、海水面は埋め立て、全体を一括開発すべきであった。
長期滞在の総合リゾート構想に沿った観光拠点か、デザイン都市の一大拠点か、滞在型医療ツーリズム拠点かを検討すべき。外人観光客を呼べば市内商業も活性化する。
私はデザイン都市の一大拠点が神戸には良いと思う。国際デザイン学校を数校、商業施設、創業施設、寮や宿泊施設、デザイン博物館や美術館、ホール、ファッションショー。六甲アイランドの施設とダブるのでこちらに移転となるが。神戸は大阪・京都に比べ外人観光客が少ないという課題解決を新港を利用して解決する一歩とすべきであった。
今までの失敗に懲りず、神戸市はこれからこそ強いリーダーシップを取るべきで、いまだにモノづくり優先の会議所、財界も、眼を覚ますべきである。なんせ土地は多くあるのだから。
残念ながら今の計画では今までの延長線上で大して期待はできない。
現実無視の理想論だが理想がないと現実も打開できない。
まとめtyaiました【新港第1突堤再開発が再始動!】
2008年のリーマンショックによって計画が頓挫して白紙撤回となった新港第1突堤の再開発プロジェクトが再度、ホテルを中核とする商業施設計画として再浮上することが分かりました。土地を所有する国から神戸市が賃借した上で、40年の定期借地契約を事業者と結んで貸し出す…
文京移民さん
やはり導線は検討しているんですね。でなければ陸の孤島ですもんね。
SKさん
他のランドマークからはかなり距離があるので、逆に大きな建物(高層建築には限りませんが)でないと霞んでしまうような気がします。どちらにせよ基本的には100mを越える建物はウォーターフロントには建てられないはずです。
うべっちさん
新展望タワーですか?夢がありますね。でも例の景観条例があるのでそこまで高い建物は建てられないのです。。。
翔@KOBEさん
むしろ三宮に回遊する人間を海辺に持っていくのが主目的なので神戸にとっては良いことだと逆に思います。どちらにせよ交通拠点の三宮には必然的に人が集まるのですから。
tetさん
第一突堤側から見るメリケン方向もすごく綺麗なんですよね。数年後には自由にそんな景観が楽しめるようになるはずです。
淀屋さん
今でも突堤の付け根の部分と2号線に挟まれているエリアには相当な面積の土地を確保できる可能性があるのでそこを期待しましょう。埋め立てとなると、コストが掛かり過ぎるので現実路線で考えた場合、突堤を生かした開発が望ましいはずです。
私は横浜の大桟橋と同じ物が欲しいです(笑)。
あのデカいデッキは本当に気持ちいい!
その一部を船に乗ってる雰囲気のホテルにするってのはどうでしょう?
非常にすばらしいことですが,これまでも問題であって,解決策のないどうやって三宮近辺の人を浜側に導くかを解決する必要があります.
神戸の海よりの多くの町は,中心部だけに限らず,東西の移動で色々なことができるような仕組みになっていて,市民もそういった動きに慣れているように感じます.(偏見かもしれません.)
神戸市電も最初に廃止されたのが税関線(なぜここがはじめに廃線になったのか経緯はしりません.),まさに今導線を考えており,考えなければならないところです.ただ,歴史に学ぶと,LRTなどを導入しても,神戸市民を浜側に導くのは難しいことではないでしょうか.
浜側と山側は別に考えて,浜側は車で移動する広域の客をターゲットにするしかないのではないでしょうか.どれくらいの需要があるかはわかりませんが.
moonさん
大桟橋。良いですよね。あの雰囲気を持ち込むのは大賛成です。
tamさん
浜側は敷地が広大ですよね。そこを人で埋めるのは並大抵の事ではありません。ハーバー同様に三宮の南側でも2国が阻む心理的な距離感も大きなネックです。しかし、人口規模は大きく違いますが、都心から距離のあるお台場があれだけの人で賑わう訳ですから、エリアに魅力があれば人は集まります。ただ魅力を発信し続けることは非常に難しいことではあります。行政の知恵だけでなくやはり民間主導が望ましいですね。
地元が福岡なので、最後の写真に全国的に有名でないシーホークが写真に載っているのは嬉しいです。
福岡も大規模プロジェクトしてほしいです。