旧居留地も神戸の他地域と同様にこの最近も変化の新陳代謝を繰り返しています。まずは大丸前のINGNIファースト跡にジュエリーブランドであるパンドラが出店しました。パンドラはデンマーク発祥のジュエリーショップで65カ国に550店以上、日本国内には16店舗を展開している国際ブランドです。神戸元町店は同ブランドの旗艦店として、初のパンドラビルとなりました。
12/2のオープニングセレモニーにはモデルの平子理沙さんも参加してテープカットを行ったようです。嫁さんが毎週視聴している深夜に放映されている毎日放送のファッション番組「ドレス」でもその模様が紹介されていました。この界隈には小振りですが洒落た建物が多く北側からトアロードの流れを汲んでいます。
土地のない神戸では外部からの大型商業ビルの進出はあまり多くはありませんが、旗艦店や西日本初出店の進出の場としては多くのブランドに注目されている市場です。
特に旧居留地はそうしたブランドには打ってつけの環境なのでしょう。日本広しと言えどこんな景観を構えた場所は非常に限られているからです。先日、仙台の美しい大通りをご紹介しましたが、神戸は大通りは少ない分、こうした粋な小通りがたくさん存在します。他の大都市にはない神戸のオンリーワンの魅力です。
興和ビルのプラダはいつまで工事しているんでしょうね。2012年オープンということはすでに周知の事実ですが、具体的な公式発表は未だありません。元々はLVMHグループの旗艦店として営業していましたが、神戸旧居留地25番館が向かいに完成したのと同時にルイヴィトンは移転。プラダはこの広い建物を一棟借りするようなので、開業の暁には紛れも無く大型の旗艦店になることでしょう。
こちらが現在のプラダ。仲町通のBLOCK30に入っていましたが、南側の建隆ビル1階に移転しました。
興和ビルに移転するはずなのになぜ?と思った方も多いのではないでしょうか。私も理由はいまいち分かりませんが、恐らく賃貸契約の期限切れ等ではないかと思われます。BLOCK30の契約期間がプラダが必要とする以上、つまりは興和ビルへ移転するまでの期間以上の契約であり、再更新はせずにもっと短期間での契約が可能な仮転居先を探したのだと推測します。
プラダの移転後、BLOCK30へ代わりに入居したのはダウンジャケットで有名なフランスの老舗ブランド・モンクレール。国内の直営店としては東京・青山に続いて二店目となります。
神戸旧居留地25番館の1階西側にも新たな店舗が開店しています。こちらも12月に開業したばかりのドゥーズィエムクラス神戸店です。西日本の旗艦店としてオープンしました。運営するのはベイクルーズ。Journal StandardやIena等、数多くのブランドを抱えるアパレル企業です。
浪花街筋は仲町通より南側はちょっぴり裏通り的イメージが濃かったのですが、同店の進出やプラダの開業後によって今以上に人通りが増えることを期待したいですね。
三宮電電ビルの1階南側の角地にはかつてPaul Stuart神戸店が22年間に渡って営業していましたが閉店してしまいました。青山店、銀座店と並び東京以外では唯一のフラッグシップストアでした。隣で同じく長年営業していたオールドイングランドもいつの間にか閉店してしまいましたが、すでに新たな路面店が開業しています。Paul Stuart跡も改装工事が進められています。
老舗の撤退もありますが、新たな旗艦店の進出も続く旧居留地。多くのブランドが力試しをするように挑むのがこのエリアなのかもしれませんね。
時期は異なりますが、浪花町筋の街路樹が青々と茂っている10月の様子です。小さな通りながら居留地内では恐らく最も街路樹の密度が高いストリートです。落ち着いた雰囲気ながら通り沿いにカフェも多く居留地の縮図のような素晴らしい通りです。
最後は三井住友銀行前の広場で行われていたミニジャズコンサートの様子です。この広場はもっと頻繁にこうした活用がなされるべきですね。同行神戸本部ビルはあまりにも巨大で、更にその立地性を考慮すると、ビル前の広場と併せて1階はもっと公共性を持つことができるようカフェの誘致等をお願いしたいものですね。
最近の旧居留地事情
スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
そうですね。マンション開発も、なるべくポジティブにとらえていこうと思います(´ω`)
自分も一度は神戸の都心に住んでみたいと思ったこともあります。それぐらい魅力があるんでしょうね。
旧居留地は相変わらず、新陳代謝がすごいですね。この状態がずっと続いてくれることを願っています。大阪の御堂筋とかもいいですが、関西でまず神戸に目をつけてくれることは非常にありがたいです。
プラダはほんとに、いつオープンするの?って感じですね。まあ僕には縁がないとは思いますが(笑)
三井住友銀行のビルもカフェあったらいいですね。あそこだけ、ちょっと途切れちゃうのが残念だなあって思ってました。
あと、GAPの神戸元町the45th店跡ってどうなったかわかりますか?
翔@KOBEさん
私も三宮駅前等、商業地の一等地には規制は必要だと思いますよ。でも神戸の都心に住むのは楽しいでしょうね。買物も外食もお茶するのことも、そしてメリケンやハーバーへ散歩がてらに手掛けることまでも日常の生活の一部になるのですから。それと神戸は大都市の都心の割りに結構、閑静なエリアが多く、夜も三宮の北側の繁華街を除いて、早く街が静まります。こうした特徴も神戸都心の住みやすさや人気に関係しているのではないかと思います。
神戸は大きな箱が少ない分、路面店を重宝する流れがあるのでしょう。そうした意味でブランド側も大型商業施設内に出店するよりも存在感をアピールしやすいですし、広告塔の役割も果たせます。そういった意味でも居留地は特別な場所であると言えますね。ちなみにGAP跡はバナリパが入ってます。無印跡は未だ空きですが・・・。立地は良い筈なので、知名度のあるお店が出来ても不思議ではないのですが、賃料が高いのかもしれません。GAPも無印も神戸の都心でダブル出店していたのが正直不思議でした。
確かに神戸の都心での生活あこがれますね。なんでもありますしね。
神戸の夜の海側は暗いというか、静かというか、落ち着いているというか、昼間の活気からすると別物ぐらい違いますね。あんだけ静かな都心も珍しいんですね。巨大広告も大型ビジョンも洗練された風格のある景観を崩すためないとか。
まぁそういう良質な環境づくりができてるってことはいいことだと思います。
バナリパ・・・はじめて聞きました。ファッションのお店なんですね。BEAMSだったりUNITED ARROWSだったりちょっとコンセプトは違うけど神戸に2個持ってるお店って意外とありますよね。
神戸都心で生まれ育ちました。神戸はもともと徒歩またはタクシー1メーターで楽しめる街なんです。このカタチが魅力なので中心にマンションが出来て当然ですよ。マンハッタンだってそうですよ。どんどん作って路面部に店をいれていけばいいです。どっちかというとマンションは反対派ですけど中心部はしょうがないですね。問題はどんなマンションかっちゅう話ですね。土地が狭い神戸、だからこそまずは中心部に人が住まないとはじまりませんね!住商混在のすばらしい街になりますよ。
そうですね。そこが神戸の売りなんどとは思います。ただほんとに買い物を楽しんだりできる商業地や旧居留地のようなオフィスが並んだ一等地には一定の規制をかけておくことも重要だとは思います。今のところは大丈夫だとは思ってますが