企画物

2018年の神戸を振り返る

いよいよ2018年も残すところあとわずかとなりました。年末恒例の特別企画として今年の神戸の動きをダイジェストで振り返ってみたいと思います。

1月



ユニゾイン神戸三宮開業
1月25日に布引町の新神戸サンホテル跡地に新しいビジネスホテルが開業。ホテルユニゾグループとしは兵庫県初進出。神戸のホテル開業ラッシュ元年でオープン第1号。


神戸関電ビルのライトアップ再開
東日本大震災以降自粛していた神戸関電ビルの塔部のライトアップを7年ぶりに再開。神戸の夜のシンボル復活に歓喜。

2月

gapstore01.jpg

スタイルプラザ開業
建て替えが進められていた三宮センター街入口近くの商業ビルフューチャープラザがスタイルプラザとして新規開業。ビル内にGAPが関西最大級の店舗をオープン。

3月



三宮ターミナルビル閉館
JR三ノ宮駅ビルの三宮ターミナルビルが建て替え向けて遂に閉館。核テナントだった三宮ターミナルホテル、三宮OPAも先行して閉店。


JR三ノ宮駅耐震改修工事完了
JR神戸線の高架耐震改修工事を行う中で、三ノ宮駅、神戸駅、兵庫駅構内もその対象に。天井、柱の改修と美装化。照明設備の更新、デジタルサイネージの追加等も合わせて実施。

4月



神戸空港が民営化
コンセッションに伴いオリックス・バンシ連合による神戸空港の民営化が実現。関西エアポートが関西三空港の一体運用を開始しました。



BRENZA HOTEL開業
将来的に再開発が予定されている雲井通6丁目角地の駐車場跡地に新しいビジネスホテルが開業。



リリープラザワンビル竣工
建隆マネジメントが磯上通5丁目の自社保有地の駐車場に大型オフィスビルを建設。三宮プラザビルに本社を置いていた日本イーライリリーの新本社屋として稼働。



カンデオホテルズ神戸トアロード開業
トアロードと中央幹線の角地にあった複数の雑居ビルを集約化して、店舗とホテルの複合ビルに建て替え。カンデオホテルズの兵庫県初進出店となりました。

fountain02.jpg

メリケンパーク噴水広場が完成
メリケンパークの噴水広場をリニューアル。夜には光と音楽による噴水ショーの演出が行われ、新たな観光名所に。



JR元町駅前まちなか拠点のベンチが完成
まちなかの交流・賑わい拠点の創出を目的に元町駅東口の駅前に神戸大大学院研究室からの提案を採用したベンチを整備。

canalprom60.jpg

umieモザイクのせせらぎ通りが完成
開業5周年になるumieのモザイク東側の運河通りをせせらぎ通りに再改修。通りに面した店舗の入れ替えも行い、雰囲気を一新するリニューアルを実施。

5月



ホテルリブマックス神戸三宮開業
加納町交差点北側の布引町にリブマックスが新築となるビジネスホテルを開業。市内2軒目。



LUSH神戸三宮店オープン
三宮センター街の店舗ビル・デビュ三宮に自然派化粧品ブランドLUSHの旗艦店が開業。



JR神戸駅耐震改修工事完了
JR三ノ宮駅、兵庫駅に続いて神戸駅の天井・柱の耐震改修と美装化工事が完了。

7月



神戸ルミナスホテル三宮開業
旧居留地の神戸市役所旧4号館跡地に地上19階建の高層ホテルが完成。



ブルーボトルコーヒー神戸カフェオープン
サードウェーブと呼ばれるエスプレッソカフェのブルーボトルコーヒー関西2号店が京都に続いて旧居留地に開業。

8月



ピーナッツホテル開業
ポトマックが手掛けるスヌーピーをテーマとしたミニホテルが完成。既存レトロビルをコンバージョンし、1階にはピーナッツカフェもオープン。



ポルシェセンター神戸開業
京町筋の角地に新築されたビルに住吉からポルシェセンター神戸が移転開業。旧居留地は輸入高級車ショールームの集積地に。

9月

zerogate62.jpg 三宮ゼロゲート開業

パルコの国内店舗開発における事業戦略の一つで、都心部一等地に中低層商業施設を開設するゼロゲートが遂に神戸に初進出。



ファミリア神戸本店が移転拡大開業
旧居留地のジーニアスギャラリー跡に元町からファミリア神戸本店が拡大移転開業。旧居留地の魅力向上と集客力アップが更に高まる。



布引町TAKAIビル竣工
加納町交差点に新たなランドマークが誕生。1階にはイスズベーカリー本店もリニューアルオープン。



雲井通5丁目再開発事業協力者に三菱地所グループが決定
雲井通5・6丁目に整備が予定されているバスターミナルビル建設計画の事業協力者に三菱地所を代表とした企業グループが決定。関西最大級のバスターミナルに加えて、神戸文化ホールに代わる大ホール、三宮図書館等の公共施設、オフィス、ホテルから成る高層ツインタワーが誕生予定。



コンフォートホテル神戸三宮開業
一度、神戸から撤退したチョイスホテルズが雲井通4丁目の朝日パーキング跡地に建設した新築ビルにコンフォートホテルを再開業。

10月



ベルスト鈴蘭台開業
実現に50年を費やした鈴蘭台駅前再開発事業が完了し、再開発ビルのベルスト鈴蘭台と鈴蘭台駅舎の橋上化が完成。



神戸阪急ビル東館内通路の一部供用開始
建て替え中の神戸阪急ビルの低層部東側の完成により通路一部の供用を開始。これに伴い旧通路を閉鎖し、残る既存建物西側の解体を開始。本格的な全体工事の準備に着手。

12月



第24回神戸ルミナリエが過去最多電球数で開催
兵庫県政150年を記念して史上最多のLED電球51万個を投入。来場者数は悪天候が多かったにも関わらず昨年より多い342.6万人を記録。



大阪湾岸道路西伸部起工
夢のプロジェクトだった阪神高速5号湾岸線の六甲アイランド-駒栄林間の延伸工事が遂に起工。延長距離14.5kmの大半を海上道路とし、2区間に巨大な斜張橋の建設を予定。神戸経済の活性化寄与にも期待が膨らむ。

marineair10.jpg

関西3空港懇談会が8年ぶりに開催
2010年休止されていた関西3空港懇談会が8年ぶりに開催。神戸空港の運用規制緩和と国際化に向けて前進の扉が開かれる。

こうして振り返ると、結構盛りだくさんな1年だったと思います。ホテル開業ラッシュ元年になった事に加えて、将来の大きな動きに向けた一歩が幾つも踏み出されました。しかし反面、動きの遅さや開発の抑制が懸念される事案等も表面化し、不透明さに一抹の不安も残しています。神戸を取り巻く環境は依然として厳しいですが、関西経済の成長・浮揚共に起死回生のチャンスを掴める可能性も秘めています。

本年1年もご愛顧頂き誠にありがとうございました。今年はブログのリニューアルも行いましたが、来年はブログ開設10周年の記念すべき年でもあります。来年も何卒、応援の程、よろしくお願い申し上げます。
関連記事
特集・シリーズ

2022年の神戸はこうなる!三宮再整備主要事業や民間開発プロジェクトの完成相次ぐ 複数の大規模開発も満を持して始動

2022年1月3日
こべるん ~変化していく神戸~
新たな年の幕が開けました。2022年も昨年に引き続いて、大きな変革の年となりそうです。進行形の複数プロジェクトが完成を迎える他、大型再開 …

POSTED COMMENT

  1. 中央区民 より:

    日々楽しみに拝見させて頂いております。
    仕事をされながら、毎日ブログを更新されている御苦労には頭の下がる思いです。

    2018年は色々大きなプロジェクトが動き出した年でしたね。唯一、残念なのは三ノ宮駅の再開発が明らかにならずして年を越すことになった点です。
    来年こそはJRから何かしらの発表があるかと思いますので、それを一番の楽しみに2019年を迎えたいと思います。

    来年もブログの更新を楽しみにしております。
    しんさんにとって、また神戸にとって、2019年は更に良い年となることを願っております。

  2. 匿名 より:

    地味ですけど元町駅前のベンチは素晴らしいですよね

  3. 神戸太郎 より:

    1年間お疲れ様でした。
    来年もよろしくお願いいたします。
    市営地下鉄と阪急の乗り入れの件も特に動きがありませんでした。(北神急行の件は乗り入れの件とも関係しているかもしれませんが)
    再開発にもかかわってくると思うので早めに具体的な動きが見えて欲しいと思います。

  4. まみむめも より:

    年の瀬にポートタワーの運営民営化と隣接ビルの建て替えの話が神戸新聞で報じられましたね。ポートタワーは遠くから眺めると綺麗なんですが近寄ると結構ボロくなってるとこもあったので神戸のランドマークに相応しい姿に進化してほしいですね。

中央区民 へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です