相鉄フレッサイン神戸三宮

相鉄フレッサイン神戸三宮新築工事 + 神姫バス神戸三宮バスターミナル

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旭通5丁目で建設中のビジネスホテル「相鉄フレッサイン神戸三宮」。鉄骨造の地上14階建ての建物ですが、現在進められている鉄骨建方の作業もいよいよ大詰めを迎えています。

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最後の1列の鉄骨建方と北側非常階段の構築が行われています。鉄骨の上には小ぶりながら、タワークレーンも登場しました。

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仮囲いには相鉄フレッサイン神戸三宮のロゴや2019年春オープンの広告案内も入りました。

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なかなか規模の大きな鉄骨造です。2019年に初開業するホテルはこのプロジェクトか、乙仲通のレイアホテル神戸元町のどちらかになるのではないかと思われます。

さて、このホテルの開業する三宮東エリアは今後、劇的に変化を遂げる事が予想されます。先日、雲井通のバスターミナルビルについて再開発の事業協力者に三菱地所を含む企業グループが決定しました。

2025年にはI期ビルが完成しますが、このホテルはその再開発ビルとはあじさい通りを挟んで向かいに立つ為、バスターミナル利用者にも非常に利便性の高い宿泊施設になります。

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また現状においても、神姫バスの神戸三宮バスターミナルにも近接しているので、すでに利便性に優れているのです。

さて、バスターミナルI期ビルの完成によって既存のターミナルの再編が開始されると思われますが、まず真っ先にこの神姫バスが新ターミナルへ移転する可能性は非常に高いでしょう。

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小さな待合やチケットカウンターとバスの出入りの度に係員が通行を止めて、バスが発着する名物風景も7年後には姿を消します。そしてこの場所には代わりにJR三ノ宮駅の新しい改札が開設されるものと思われます。駅ホームも東に拡大されて新改札やコンコースとの連携を図り、駅ナカ店舗等も整備されて、賑やかで繁華な場所に様変わりするでしょう。

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バスターミナルビルに面する新たな駅前広場も整備が必要になる為、現在は雑居ビルの密集するこの三角地も玄関口として整地の上、電柱地中化と緑化によってシンボリックで潤いのある駅前空間になる必要があります。その場合もフレッサイン神戸三宮はその新たなスクエアに面する一等地に立つホテルになるのです。ただその頃には旭通5丁目も更なる土地集約や街区再編が行われるかもしれませんので、東横イン神戸三ノ宮IIのように老朽化する前に建て替えという話も考えられるかもしれません。そのせいかパースを見る限りはこのホテルは建物外装にはあまりお金が掛かっていないように見受けられます。東急REIホテル神戸三宮やBRENZA HOTELのある街区もバスターミナルビルと合わせた再開発III期地区として扱われています。10-15年後を目処に再開発が行われるかもしれません。三宮東地区の今後の変貌ぶりとそのポテンシャルは神戸一かもしれません。



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  1. H3O より:

    この相鉄フレッサインが完成し、さらに三宮バスタが一刻も早く建設され、パチ屋含む一帯が整備されJR三ノ宮東口が出来て素晴らしい駅前空間が整備されるを心待ちにしています。

    先日、神戸市が『神戸三宮「えきまち空間」基本計画の策定』を記者発表しました。
    http://www.city.kobe.lg.jp/information/project/urban/kobetoshin/img/ekimachi-keikaku.pdf

    この中で注目したいのは市の仲立ちで、地元まちづくり協議会と民間事業者を官民の協働として同じテーブルに載せて三宮再整備を進めていく体制をとることです。
    下記は基本計画の抜粋ですが、

    2)「えき≈まち空間」の実現に資する⺠間事業を促進・誘導する⽅策について
    官⺠が連携してより⾼質な空間を創出するために、⺠間事業者が公共空間を創出しやすくす
    るための⽅策や、「えき≈まち空間」にふさわしい建物更新を促進する⽅策を検討します。
    <促進・誘導⽅策の例>
    ・公共空間の創出を促すため特定都市再⽣緊急整備地域に関する⽀援措置の活⽤
    ・都⼼地域へのオフィス進出を促すための企業誘致施策の拡充検討
    ・⺠間事業者による公共空間(ボイド、地下通路、デッキ等)の整備に対する補助の検討
    ・都⼼の中⼼である「えき≈まち空間」の⼟地利⽤にふさわしく、都市機能の向上に資する⽤
    途の建築物に対する容積率緩和の検討

    とあり、早い話、力のない地元地権者よりも、三宮再開発を有力民間業者に束ねてもらう方向性を示したことです。これはわたしたちがこべるんさんのもと出した意見書がかなり取り入れられたのではないでしょうか?

    また建設ニュースでも懐疑的なことを言ったのは、都市景観審議会の会長や地元まちづくり協議会の委員のみとの記述です。

    神戸大学大学院の工学研究科の末包伸吾教授は「一つ一つの計画を、一体的に整備する必要がある。現段階では、バラバラのように感じる」と指摘した。地元組織代表の個人からは、「外面での基本計画はわかったが、事業内容の内面に関して、具体的にしてほしい」と話した。(建設ニュースより抜粋)

    また、兵庫県は県庁再整備に向け下記の検討委員会を開きましたが、一部、市の住宅都市局出席者の意見を除いては未来志向で会議が進み、本来の都心改革議論が行われたと感じます。(これが本来当たり前だと思いますが)
    第1回元町山手地区再整備基本構想・基本計画検討委員会 議事要旨
    https://web.pref.hyogo.lg.jp/kk30/documents/giji1.pdf

  2. しん@こべるん より:

    民間にいかに動いてもらうかが、神戸市の腕の見せ所ですね。今、進んでいる計画や構想以外は後は市ではどうにもならず、民間に任せるしかありません。やはり大手デベと協働して、インセンティブを駆使して前に進めなければなりませんね。県と市の職員のトレードなどがあると良いですね。

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