栄町通

栄町通エリアで行われている既存建物解体工事3連発

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栄町通は変化の絶えない街です。これまでは老朽化したオフィスビルや駐車場が分譲マンションや店舗付き共同住宅へと建て替えられる例が続いてきましたが、ここ最近は金融機関の業務ビルの新築が相次いでいます。これに加え、都心全域でホテルの建設が盛んになってきましたが、栄町通エリアでもこの動きが活発です。

南京町の南側入り口角にあった旧りそな神戸ビル。りそな銀行神戸支店が三宮ビル北館に移転し、同ビルと土地は共立メンテナンスに売却されました。

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旧りそな神戸ビルの解体工事が3月から開始されていますが、以前の高さから半分程度になりました。解体工事は9月末までの予定です。まだ共立メンテナンスからは解体後の具体的な計画は公表されていません。同社が運営するホテル「ドーミーイン」になる予定です。同社も他社の例に漏れず、全国各地でのホテル新設に邁進しています。

神戸のホテルは南京町に位置する絶好の観光スポットにありますので、高稼働率が期待できる物件になるものと思われます。敷地面積から考えると、200室以上のホテルになるものと思われます。

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次の解体工事現場は兵庫県信用本部ビルの旧本店営業部ビルです。増築工事によって新たに建設された新営業本部棟が稼働した為、老朽化した既存建物は解体されることになりました。解体後は来店者用の駐車場になる予定です。今後、正面となる新営業本部棟は東側もアルミカーテンウォールのファサードになっているものと思われます。既存ビルの解体撤去後、完全体の姿がお披露目となります。西側の既存本部ビルも化粧直しが行われており、これらの工事が終わって初めて一連のリニューアル工事が完了となります。

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最後は乙仲通りで解体の進んでいた第二西本ビル。すっかり更地と化しました。

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こちらにも新たにホテルが計画されています。大阪の共進ビルド社が地上10階、111室のホテルを建設します。

栄町通にはまだコインパーキングや老朽化した雑居ビルも多く点在しています。メリケンパークやハーバーランドがリニューアルによって息を吹き返し、今後の再開発で変貌する三宮元町とウォーターフロントとの中間に位置する栄町通も人の往来が増える事によって、将来的にはまだまだ変貌を遂げていく可能性を秘めています。



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