ハーバーランド

umie(ウミエ)リニューアルオープン

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神戸ハーバーランドumie(ウミエ)が7月14日(金)にリニューアルオープンしました。North Mall(ノースモール)の地下1階及び地上1階から撤退したイズミヤ跡を約1年掛け、竹中工務店の設計・施工にて改修。North Mall内では先行して先月から今月初に東棟2階のOLD NAVYやインテリアハーツの撤退した4階にGLOBAL WORKやアネビートリムパークが開業した他、修理に里帰りしていたDIN DONも復帰しており、その総仕上げとしてイオンスタイルを中心とした2フロアが開業しました。

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ダイエー、イズミヤと総合スーパーが進出しては撤退したダイヤニッセイビルの北棟。イオンモールによる再開発ですでにショッピングモールとして成功を収めていますが、三度のスーパー進出はモール同様に受け入れられるでしょうか。

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イオンスタイルは単なる食品スーパーからの脱却を試みるイオンの新戦略です。豊富な品揃えと上質感のある内装、拘りの食材、輸入食品も多く取り扱う等、日常の非日常化を図っています。デパ地下ではありませんが、成功している高級スーパーから学びつつも、規模で圧倒します。

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イオンスタイルウミエでは、広域圏を集客対象とするこのモールの性質に合わせる目的や先行して2週間前に開業したイオンスタイル神戸南との差別化を図る為、新たな試みや集客の仕掛けを複数用意していました。

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まず1階部分には訪日客や観光客を意識して、神戸・兵庫県のみやげ物を集めたコーナーや日本酒を充実させた一画、化粧品の専門店を配置。

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フロアの他の部分はイオンスタイルカフェと称し、100席のイートインスペースを用意。複数種のスイーツ店を誘致して、その場でドリップコーヒーやジューススタンド等のドリンクと共にカフェタイムが楽しめるようになっています。個人的にはアンドリューのエッグタルトが出店しているのが◎。ただかつてのスイーツハーバーを期待していたので、誘致店舗数はもっと増やすべきなのではないかと思いました。

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地下1階の食品売場やマルシェダイニングは神戸南のイオンスタイルを小さくした感じでしたが、やはり特筆すべきはライブキッチン。300以上の席を備え、出来立てのステーキ、生麺パスタ、サラダ、お茶漬け、海鮮丼等が楽しめる新しいスタイルのフードコードです。カウンターでワインや軽食を提供するウミバルも面白い試みです。

4階のフードコードの混雑ぶりには辟易しているファミリー層だけでなく、周辺のオフィスで働く人々やマンション開発によって居住人口が急増している近隣地区の大人も楽しめる空間となっており、イオンの新店舗形態のショーケース的な役割も担っているものと思われます。

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South Mall(サウスモール)との回遊性向上を図るため、東西の両モールのエントンラス部を結合しただけでなく、中央部にも2本の連絡通路を新たなに設け、まるで一つの建物内であるかのような移動が可能となりました。地上階ではすでに空中回廊によって両モール間の回遊性を生み出すことに成功している実績があるので、今回も同様にこれらの通路は動線改善に有効でしょう。

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地上1階部分フロアの他の部分も見てみましょう。中央部のエントランスがイオンスタイルと専門店を隔てる空間に宛がわれています。

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入ると左手(西側)がイオンスタイルがあり、中央広場兼通路に沿って3店が進出。

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Franc francはカルメニから移転開業しました。以前よりも売場面積は若干減らしたような気がします。三宮店がフューチャープラザ建て替えによって閉店したので、こちらは拡大するのかと思っていました。賃料は上がっているはずなので、売上に見合う面積に絞ったのかもしれません。

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グルマンディーズは本場スペインより輸入したチュロスを目の前でフライヤーで揚げて提供するスタンド。チュロスとはスペインやポルトガルで広く食べられる揚げ菓子でスペインとポルトガルにそれぞれ起源があるそうです。

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そしてその奥には無印良品が出店。

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無印にはアトリウムのセンターストリートに面したエントランスから直接、入店することもできます。

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開業5年目に突入したumie(ウミエ)は広域集客型の大型ショッピングモールとしてすっかり定着しました。アンパンマンミュージアムと共に人気商業施設として、三宮や元町とは異なる独自の集客力を身に付けています。そして今回のリニューアルによってモールとしてハード面では一通りの完成形になったと言えるでしょう。商業施設の陳腐化は開業1秒後に始まると言われています。開業4年経過の段階で、こうした新たな進化を遂げる事ができたのはumie(ウミエ)にとって大きな意味を持ちます。9月中旬にイオンモール神戸南がいよいよ全面開業しますが、今回、両イオンスタイルを比較する事で、至近距離にある二つのモールの棲み分けについてしっかりと戦略を持っている事が明確となりました。双方の真価が問われるのは、9月以降になるかと思われますが、安心して見ていても大丈夫な気がしてきました。

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おまけですが、umie(ウミエ)へ向かう道すがら、DUO神戸浜の手地下街の二つの通路の入り口付近に新たな案内表示が取り付けられているのを発見しました。

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デザインや視認性はなかなか良いのではと思います。umie(ウミエ)へ向かう際、未だに、どうやってumie(ウミエ)へ行くのか分からないとこぼす人がいた事に驚きました。



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POSTED COMMENT

  1.   より:

    サンパルやハーバーランドみたいな難儀な物件を再生させるなんて、イオンは本当に上手いこと企画しますね。

  2. kingi より:

    これがあの閑古鳥の鳴いていたハーバーランドかと思うと
    感慨深いです
    結局はデベロッパーのやる気とセンスなんですね

  3. しん@こべるん より:

    さんパルではなく、サンシティですね。ただオーパ2は微妙ですよ。すでに撤退飲食店も出ています。

  4. しん@こべるん より:

    イオンはこの場所に求められている物を素直に具現化した事で大成したと言えます。三宮や元町と対峙する百貨店やファッッションビル街は求められていなかった。モザイクのみが成功していた理由はそこにあったかと思います。

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