来春完成予定を目指して建設中の大型オフィスビル「(仮称)磯上オフィス新築工事」。建隆マネジメントが計画し、日本イーライリリーが本社を移転する地上10階建て、延床面積 約23,560平方メートルの事務所ビルとなります。竹中工務店の設計・施工で基礎工事が進んでおりましたが、いよいよタワークレーンが登場しました!
前回の記事においてタワークレーンの登場や数に触れましたが、予想通り2基の投入となりました。竹中工務店のタワークレーンはマスト部がシルバーに塗装されており、洗練感があります。
タワークレーンの足元周り。すっきりし過ぎていて、建設現場とは思えないですね。クレーンはビルの中央部に設置されており、フロアクライミング方式で鉄骨建方を進める模様です。フロアクライミングは建物の成長に合わせて、台座が上に移動していきます。前回、竹中のシルバータワークレーンが神戸に姿を見せたのは三宮ビル北館の建設工事でした。この際は1基のみの投入でした。
敷地内の大部分の配筋とコンクリート打設が完了しています。
この建物の鉄骨建方は見応えがありそうです。この規模の鉄骨建方を拝める機会はここ最近では鈴蘭台駅前の再開発ビル建設工事くらいでしょうか。オフィスビルとしては、三宮ビル北館がSRC造だったので、神戸製鋼本社ビル以来です。ただ大林組が施工した神鋼ビルでは敷地面積に余裕があったせいか、鉄骨建方は全てクローラークレーンで完了しました。
2006年から2009年位までは、ミント神戸、明治安田生命神戸ビル、神戸旧居留地25番館等の鉄骨造の高層ビル建設が相次ぎ、都心でタワークレーンによる鉄骨建方を楽しむ機会に恵まれましたが、ここ最近は建設される高層建築の主流が鉄筋コンクリート造のタワーマンションとなってしまったので、鉄骨造ファンの私にとってはこの工事に狂喜乱舞です。
今後は神戸阪急ビルやJR駅ビルの建て替え、バスターミナルビル等、鉄骨造の高層ビル建設工事が目白押しの予定です。都心の再開発活発化とマンション価格の高騰化によるマンション建設の抑制から、鉄骨需要の高まりと、コンクリート需要の下落が非常に顕著になっているようです。また最近はホテル建設も急増して、更に鉄骨需要の高まりに拍車を掛けています。
高さ50mの免振構造を採用した最新鋭オフィスビルとなります。来月後半、このビルの建設現場にて女子小中学生と保護者を対象にした「けんせつ小町活躍現場見学会」と呼ばれる見学会が行われるそうです。ウチのちびはまだ2歳ですし、平日なのでどちらにせよ参加はできませんが、羨ましい限りですね。もしこのブログを見ている竹中の方がいらっしゃったら、ぜひご連絡を!(笑)
(仮称)磯上オフィス新築工事 日本イーライリリー新本社屋
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