りそな銀行神戸支店がJR三ノ宮駅前の三宮ビル北館に移転し、それまで支店が営業していた栄町通にあったりそな神戸ビルは共立メンテナンスに土地と共に譲渡されました。南京町の南側入口角地に面したこのビルは観光拠点としても最高の立地にあります。老朽化したオフィスビルをこの場所に所有していてもあまりメリットはありません。譲渡からすでに1年以上が経過していましたが、ようやく建物の解体撤去工事が始まりました。
解体工事を請け負ったのは戸田建設。(仮称)神戸元町解体計画と工事名が名付けられました。既存ビル解体工事に工事名称を付与することは珍しいです。労災保険関係成立票から確認できる工事期間は今年9月末までのようです。
隣接するコインパーキングも閉鎖されました。
近隣工事の期間中は閉鎖するとあります。閉鎖期間は7月末までとしています。解体工事の期間中のみ閉鎖されるようです。8月からは営業を再開するということでしょうか。しかしこのパーキングでは地質ボーリング調査実施の目撃情報もあります。私の予想としては、りそな神戸ビルの解体完了後、パーキングは営業を再開、りそなビル跡地では温泉の掘削工事が始まるのではないかと思います。温泉が湧いた暁には、敷地が一体化されてホテルが着工されるのではないかと踏んでいます。
共立メンテナンスが取得したという事は必然的にこの地に同社が運営するホテル「ドーミーイン」を開業することはほぼ間違いないでしょう。先日ご紹介した金沢を訪問した際、初めてドーミーインを利用しましたが、なかなか快適でした。英語表記すると「Dormy Inn」です。Dormitory(寮・下宿)が由来となっていますが、同社の社業が寮・下宿の運営に端を発していることから、この名称が与えられています。しかしその名前のイメージが邪魔して、これまで数多いホテルチェーンの中から敢えてドーミーインを選択する気になれませんでした。
調べてみると、ドーミーインは天然温泉の大浴場を「売り」としており、全国の多くのドーミーインが天然温泉を冠としたホテルになっています。昨今、大浴場を備えたビジネスホテルは多いですが、天然温泉を掘る程のこだわりを持っているホテルは多くはありません。これをきっかけとしていざ宿泊してみると、トイレはユニットではない上、朝食のバイキングも種類が多く、出来立てオムレツも提供しています。温浴施設も広く快適でした。最近はホテルのカテゴリーも単にビジネスとシティホテルという二種類で括るのが難しくなってきました。ドーミーインやまだ神戸未進出のリッチモンドホテル、トアロードで建設中のカンデオホテルズ等、これまでのビジネスホテルの常識を覆し、上質な部屋やサービスをシティホテル以下の価格で提供するプチプラ的なホテルチェーンが増えています。
ドーミーインは兵庫県内ではすでに姫路に進出済です。さて、神戸の開業時期はいつになるでしょうか。元町でも温泉が湧くでしょうか。
りそな神戸ビルの解体工事が始まる (仮称)神戸元町解体計画
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ホテルが立つんでしょうが個人的に希望するとここに中山手にある関帝廟を移築
して欲しいです
最近の南京町は黒門市場のような露天売りに力をいれ過ぎて肝心の店売りを疎かにしてしまい退店する店が多く転換期が来ていると思います
次々とホテルが立地していますが、需要と供給のパワーバランスはどうなんでしょうね。
わたしとしてはりそな神戸ビル跡地は容積的にも大規模なホテルの立地は難しいと思うので、ドーミーインには中華意匠のデザイン性の高いホテルの建設を希望します。解体された北京城の外観を復元してくれないかなーと思ってます。「ドーミーインチャイナタウン神戸南京町」とまたしても勝手にネーミングしましたがどうでしょう?
昨年、神戸市住宅都市局が行った「用途地域等の見直し方針及び都心の将来ビジョンの実現に向けた土地利用の誘導に関する基本的な考え方」に対する意見募集の回答が神戸市HPに出ています。私の意見にも回答が付いているのでちょっとうれしいです。(笑)
http://www.city.kobe.lg.jp/information/project/urban/minaoshi/img/gaiyou_kangaekata.pdf