神戸市が新たに開始した社会実験である「パークレット神戸」。施設の供用が始まっています。三宮中央通りの歩道及び車道の荷捌き場を使って、ウッドデッキとベンチ、植栽を合わせた小さな憩いの場を合計3ヵ所設置。
撮影時にはちらほらとベンチに腰掛ける人々も見受けられました。
アメリカ西海岸の都市・サンフランシスコでは定着しているようです。三宮中央通りではこれまでも春と秋の年二回に渡って、カフェストリートと称してテーブルセットの設置を実施してきました。このパークレットはその延長線にあるイベントと言えます。さてこれから木枯らしの吹きすさぶ季節に突入しますが、どれくらいの人々の利用が見込めるでしょうか。終了は3月のようですが、ようやく寒さが緩む時期に終わってしまいます。
三宮中央通り近辺で神戸市が実施しているもう一つの試みが「三宮プラッツ」です。地下鉄海岸線の建設と共に整備された三宮中央通りとその地下に広がる駐車場や地下道。その中間に位置する出入り口をイベント広場に活用しようという挑戦です。
屋外ではありますが、地上階より1フロア掘り下げた広場は地下階だけでなく、地上階からも見下ろすことができます。意図したのかは分かりませんが、大道芸やミニライブ等を行うには格好の構造設計になっています。
恐らく?以前はなかったであろう階段に植栽や植樹も施されました。
週末を中心にイベント開催が決まっているようです。国際会館の円形広場がこうしたイベントでよく活用されていますが、この場所もうまく使えれば、人気スポットになるかもしれません。その賑わいを地下道にも広げていきたいところです。継続的なイベントの開催によって定着させることが何よりですね。東遊園地もそうですが、一時的にイベントを開催しても、その時、その場限りになるのではあまり意味を成しません。行くと常に何かしているというマインドセットを市民に植え付けなければ、常時、人が集まることはありません。
立地としては申し分ないはずです。こうした取り組みも周辺地区の再開発や老朽ビルの建て替えが進まなければ水泡に帰す可能性も高いです。先日の特定都市緊急再生地域への指定も勿論の事ですが、都心一等地内に立地するコインパーキングに対してはその営業期間の長さに応じた課税措置を取り、高度利用の促進を図っていくべきでしょう。
「パークレット神戸」社会実験と「三宮プラッツ」
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11月はイベントたくさん!!
とありますが、京都や大阪など他の政令市に比べたら、かなりイベント少ないですよね。
もっと若者に、学生に場を提供していただきたいものですね。
民間に運営を任せた方がいいと思います。