リニューアルが完了した磯上公園。昨日のPartでは園内東側のヒーリングガーデンの様子をレポートしましたか、Part2は中央の芝生広場や磯上体育館周辺の様子をお伝えしたいと思います。
体育館の西側には公園のメインエントランスゾーンが設けられました。広々とした明るく開放感溢れる導入部が整備されています。
当初のイメージ図では体育館前にも大きな芝生広場を設ける様子が描かれていました。最終的には舗装エリアを拡大する形に落ち着きました。
この入口から直線状に南北に渡って整備されたのがプロムナード。中央に並木を据え、木陰の美しい空間に仕上げられました。
プロムナードに沿うようにして伸びる平行路は途中から弧を描いて芝生広場に向けて90度曲がり、ヒーリングガーデンへと誘うアプローチとなります。
プロムナードに沿って木陰のベンチが複数設置されています。ベンチの多さもこの公園の特徴です。
明るい色調のインターロッキング舗装は東遊園地のリニューアルにも採用され、太陽光も反射して眩い程です。
ベンチのみでなくテーブルも備わっており、
プロムナードの延長線の先にある南側のエントランススロープ。以前は階段でしたが、緩やかな勾配に変更されました。
公園内のリニューアルで最も大きな面積が割かれたのが芝生広場。芝の養生から開始されるのかと思っていましたが、既に一般開放されていました。
芝生広場内にもベンチテーブルが置かれています。
ただこれらの周りにある木々は若木なので、木陰を生み出すにはまだ時間を要します。
東遊園地と異なる点はこの公園には遊具も整備された事です。ブランコ等、3種類の遊具が備わります。
これまでの砂利のグラウンドから緑のオアシスに生まれ変わりました。芝が完全に育ち切っていない点は気になりますが、東遊園地程の混雑は見込まれない事により、芝の発育は今後、期待できるでしょう。
磯上体育館のウッドデッキテラスから眺めた磯上公園の様子です。
体育館のウッドデッキがこれまで以上に有効活用されるようになるのではないかと思います。週末にはキッチンカーの出店も期待したいですね。
ヒーリングガーデンとプロムナードを接続するアプローチ。
パーゴラのあるテーブルセットは人気を集めるでしょう。
まさに都心のオアシスといった開放感を得られる気持ちの良い芝生広場が誕生しました。周辺のオフィスビルのワーカーやマンションの住民からも重宝されるでしょう。植樹された木々の中には桜もあるのでしょうか。東遊園地は花見には不向きですが、磯上公園に桜があれば、多くの人が訪れるでしょう。
公園の再整備には間に合いませんでしたが、北側の葺合南31号線の道路改良工事によって歩道の拡大、舗装化、電線地中化が進められています。少しずつ都心中が美しい街へと変わりつつあります。
三宮再整備・磯上公園リニューアルオープン特集 Part2 芝生広場とプロムナード編
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天気の良い日は、近隣の会社で働く人々がキッチンカー
などで購入したお弁当を、ベンチに腰掛けながら楽しみつつ
ゆったりとした昼休みを過ごす光景が目に浮かびます。
また近隣住民にとっても憩いの場でもありますね。
確かに神戸都心にはこうした普段使いのできる
良い感じの都市公園がこれまで不足していたかも
しれません。都心部にこそ、こうした緑あふれる
空間が必要であるとの真意が、ようやく見えてきました。