HAT神戸の新たなランドマークタワーとして君臨するサンシティタワー神戸。地上35階 高さ131.8mの超高層タワーはすでに上棟し、最高部に到達しています。
ここ最近の神戸都心では130mを越えるタワーマンションは少なく、なぜかどれもこれも120m級以下という摩訶不思議な現象が起きています。景観条例にその解があるような気がします。しかしこのタワーはHAT神戸という所在地のおかげか130mを越えてきました。
最上層階の2層は共用施設になるものと思われますが、鉄筋コンクリート造の住居階とは異なり、鉄骨造でアルミカーテンウォールを外装材に採用しています。
最高部のアップです。カーテンウォールの取付が一部開始されています。展望ラウンジ、フィットネスクラブ、レストラン等が設けられるのではないかと思われます。神戸港や神戸都心部、六甲連山等、全方位に素晴らしい眺望が眼下に広がることでしょう。
超高層棟周りのアネックス棟等、複数の低層棟の外観もすでに完成しているようです。駐車場棟と超高層棟の間には空中通路も架橋されています。
HAT神戸内には物件サロンもすでに開業していますが、サンシティの公式ホームページ内にも物件専用のサイトが開設されました。まだ内容はほとんど公開されていませんが、間違いなくサンシティシリーズの旗艦物件になるものと思われ、共用施設の内容等の更新が楽しみです。
HAT神戸のシンボルは神戸製鋼所の新本社ビルになる予定でした。しかし計画は大幅に延期され、規模も大きく縮小を余儀なくされました。もうHATには超高層は建たないだろうと思っていましたので、サンシティタワー計画は驚きでした。
HATには神戸製鋼やシスメックス等、東側に業務拠点の集積が見られますが、自社ビルを建設したばかりの神鋼はともかく、時価総額が神戸企業でトップのシスメックスはゆくゆくは三宮の再開発で最新鋭のオフィスビルが建設されれば、都心部に移転するのではないかと思われます。
サンシティタワー神戸新築工事
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ここに解がありますよ。景観審議会はどうにかしなければなりませんねー。
http://www.city.kobe.lg.jp/information/committee/urban/scene/81siryou1.pdf
阪高ベイブリッジが出来たりで、山と港の眺望のいいHATは交通アクセスさえよければ他のタワマンも立地しそうですがね。
今のままではオールドタウン化しそうです。
本当に百害あって一利なしですね。
例えば東京タワーへの眺望を確保するために六本木ヒルズの建物高さは60M以内とか、そんな条例は他府県では存在するのでしょうか?
そもそもそんな景観を維持するためだけに、どれだけの金銭的経済的負担が生じているか
一度真剣に試算すべきかと思います。
似たようなものなら、京都の東寺五重の塔を規準としたものや姫路市や熊本市、松山市などがお城の景観を守るための高さ規制がありますよ。
しかしポートタワーは国の有形文化財になっているとはいえ、上記の寺や城郭のような歴史的建造物には程遠いですからねえ。
無理矢理高さ規制の規準にしたのは否めないでしょう。
しおさい公園とヴィーナスブリッジからの景観規準点に挟まれて、JR線周辺は180~200mぐらい建物高さが猶予されていたのに今や120mぐらいに規制されようとしていますよ。
何とかしなければ知らぬ間に、勝手に規制規準をどんどん下げようとしますね。