JR神戸駅前には次々と高層マンションが計画・建設され、いまや神戸屈指のタワーマンション集積エリアとして大きな注目を集めています。その象徴とも言えるのが、東京建物が手がける「Brillia Tower(ブリリアタワー)神戸駅前」です。

鉄筋コンクリート造の地上躯体構築工事が進行する「ブリリアタワー神戸駅前」。大末建設が施工を務めています。4駅5路線が使える圧倒的な駅近ポジションに誕生する地上20階建て 全108邸のタワマン。東京建物が神戸市内でタワー型レジデンスを手がけるのはブリリアタワー神戸元町以来の2棟目です。

JR三ノ宮駅、元町駅と比べても神戸駅前にタワーマンションの集中は非常に顕著です。三宮の西側に位置する神戸駅周辺エリアは、「居住機能と商業・オフィス機能の共存」が図りやすい立地として位置づけられ、タワマンの供給が制限されている三宮の代わりに、その受け皿として隣接する神戸駅前にデベロッパーの開発意欲が集中しているという側面があります。

神戸駅は、JR東海道・山陽本線(新快速停車駅)に加え、神戸高速線、地下鉄海岸線が集結する交通の要衝です。三宮や元町へ数分でアクセスできるだけでなく、大阪方面や姫路方面への通勤・通学も非常にスムーズ。この「どこに行くにも便利すぎる」点が、DINKSや共働き世帯、シニア層まで幅広い世代の強い居住ニーズを生んでいます。

このタワー物件の敷地計画で唯一、気になるのが西側。道路に面して奥まっていますが、両側を雑居ビルや低層店舗に挟まれています。両側に目隠し壁等が構築されるのでしょうか。タワーパーキングへのアプローチとして活用されるのでしょうか。

多聞通りに面した間口はあまり大きくありません。タワーは北から南に向かって斜めに配置されています。北西側のファサードがどのようなデザインになっているのでしょうか。公式サイトでもデザインのページは存在するものの、あまり外観デザインについては大きく取り上げられていないのも気になる点です。

交通利便性や再開発が進むエリア(三宮の再開発や湾岸部の動きなど)に連動するエリアは、資産価値が維持されやすい一方、市全体の人口減少や厳しい行政の景観・開発誘導によって、今後は「どこにでもタワマンが建つ時代」から、エリアを絞った厳選された開発へとシフトしていく可能性が高いです。

今後の神戸駅周辺は、派手な超高層ビルが林立する「三宮モデル」とは異なり、「駅前広場の人間中心への大改造(2030年完工予定はずれ込む模様)」を中心とした、公共交通の利便性向上とウォーカブル(歩きたくなる)な街づくりがメインになります。これに民間のタワマン・住宅開発が適度に組み合わさることで、「住みやすくて洗練されたターミナル駅」へと着実にアップデートされていくことになりそうです。
(仮称)神戸市中央区相生町2丁目計画新築工事 ブリリアタワー神戸駅前 「住みやすくて洗練されたターミナル駅」への変貌
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