JR神戸駅北口駅前に立地していた新神戸ビル西館。1966年築の地上7階建の雑居ビルでした。今夏に解体が完了し、直後には地質ボーリング調査が入ったので、既に解体前より開発計画が固められていたものと思われます。
敷地面積は783.53平方メートル。この土地を取得したのは、なんと東京建物です。賃貸マンションとしては敷地面積が広すぎて持て余すとのではないかと思いましたが、大手デベロッパーが手を出すとは思いませんでした。
計画されている建物は地上20階のタワーマンション。分譲型になる為、ブリリアタワーの冠を授けられる事になるのかと思います。同社はこれまでもブリリアタワー神戸元町を建設した他、現在は、旧居留地で神戸真珠会館と一体となったマンションプロジェクトを進行中です。
建物には92戸のファミリータイプと、駅前立地を考慮して、16戸のワンルームも分譲されます。延床面積は8,298.42平方メートル。
設計は大土呂巧建築設計事務所が担当します。地元でワコーレシリーズを多く手掛けてきた実績を認められたのでしょうか。デザイン的にはワコーレ ザ 神戸旧居留地 レジデンスタワーに似ています。
着工予定は来年6月。竣工は2028年4型で、約3年の工期を想定しています。近隣の相生町1丁目では阪急阪神不動産が20階建てのマンション開発を進めている他、和田興産も19階建のワコーレ神戸元町ザ・ゲートタワーを建設中で、神戸駅周辺でタワーマンション建設ラッシュが再び起きている状況です。
この他にも駅前広場の再整備をにらんでか、駅前エリアで既存建物の解体が散見されるようになってきました。
これらの解体された建物の跡地が今後、どのような形で活用されるのか。相次ぐタワーマンション計画と共に動向を注視していきたいと思います。
(仮称)神戸市中央区相生町2丁目計画が始動 JR神戸駅前新神戸ビル西館跡地
スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
こうやって次々中規模マンションが計画されることは、神戸市の都心部タワーマンション規制条例は一体何だったんでしょう?
オフィスやハイグレードホテルや商業施設の誘致など、都心部機能のグレードを上げる目的なのに、乱立する中型マンション群の新築計画の現状です。人口増は考えないと言いながら、結局人口欲しさに中型マンションを認めてしまう。
市長は政令都市の市長会議で、件の「年収103万円の壁廃止」議論で市民税が減少するので三宮開発が延期せざるを得なくなると発言。人口減は気にしないと言ったのはあなたでしょう?ほんとに経済観念がない人だと思うし、神戸市会議員も一緒です。
最近の神戸市の都市開発は何でも中途半端になってしまう。
サンキタ広場で流される企画調整局のタワマン批判のPR動画がいかに無意味かと思います。