東急ハンズ跡

遂に解体工事が開始されたエピタ神戸三宮・東急ハンズ三宮店の入っていた旧M-1スクエアビル 跡地の活用はどうなる!?



東急ハンズ三宮店が入居していた生田新道と生田ロードの交差点に1988年より鎮座してきた旧M-1スクエアビル。



地上6階 地下2階 売場面積約5,800平方メートル。2020年12月末まで東急ハンズ三宮店として33年の間、営業してきました。同店閉店後、建物と土地は信和不動産へと譲渡され、テナント商業ビルとして再出発を目指す為、新名称「エピタ神戸三宮」と名付けられました。



しかしコロナ禍であった事もあり、テナントビル化の道は閉ざされ、閉館後に更に急速に進んだ老朽化によって外壁落下の危険性が高まり、以来、建物外周の仮囲いと養生ネットの設置が行われたままとなってきました。



そしてここに来て突如、開始されたのが、既存建物の解体工事です。信和不動産グループの信和建設が施工を手掛けます。



既に内装解体工事が開始されており、建物外部には足場の組み立ても始まっています。



解体工事は来年1月まで予定しています。遂に都心商業一等地に新たな開発用地が生まれる事になります。敷地面積は約2,000平方メートル。



信和不動産は、この土地をどのように活用するつもりなのでしょうか。自社で活用するのか、はたまた転売を検討するのか。自社活用する場合、どんな選択肢が考えられるのでしょうか。



信和不動産は同じく三宮北側・フラワーロード沿いの旧柏井ビル他の跡地である加納町4丁目の土地も取得していますが、コインパーキングによる暫定利用を行っています。この土地の開発手法も定まっていない中、M-1スクエア跡地の開発を進める事はできるのでしょうか。



敷地面積が2,000平方メートルあるので、純粋な住宅開発は規制によって、実質、禁じられています。この立地での物販店としての利用は東急ハンズの営業が立ち行かなくなった事から難しいと言えます。周囲の殆どは飲食店ビルかホテル建築です。生田神社の玄関口にあたり、少なからずともインバウンド需要も見込める立地です。飲食店とホテルという組み合わせが最も適した開発手法なのではないでしょうか。解体工事の進捗と共に解体後の行方に注視していきたいと思います。

POSTED COMMENT

  1. kingi より:

    あの回遊型のビルの作りじゃ
    何をどうやっても再利用は無理だと思ってました
    良いビルが建ってくれれば良いのですが

  2. hanabi より:

    まさかの解体とはびっくりですが…
    フロアの構造が独特で再利用が難しいのと、仰るとおり老朽化もあると思います。
    跡地に何が建つのか気になりますね。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です