東急ハンズ跡

旧東急ハンズ三宮店・エピタ神戸三宮解体工事 更地化完了 跡地開発はホテル・住宅の複合ビルがベストな選択肢?


昨年6月より本格的な解体工事が開始された旧東急ハンズ三宮店・エピタ神戸三宮が遂に更地となりました。約1年半に及ぶ長期解体でした。



解体工事が長引いた要因は建物の規模が大きかった事や東急ハンズ独自のスキップフロアで構成された構造、そして地下鉄三宮駅と直結していた事も背景にあるのではないかと思われます。



仮囲い以外、足場は全て撤去されましたが、地下鉄駅入口周りのみはまだ足場があるようです。入口は単独で供用再開されるのでしょうか。建物が無くなって一時的な開放感が広がっています。東西スパンはあまり大きな建物では無かったので、その規模は秘匿感がありましたが、解体されてみるとその大きさを実感します。



L字型の2,000平方メートル以上あるこの土地を信和不動産はどのように開発するつもりでしょうか。既に同社が工事に着手している加納町4丁目計画のような住宅建設を噂する声もありますが、都心機能誘導地区にあり、敷地面積は1,000平方メートルを超えている為、このまま単純に住宅のみの建築を建てる事は不可能です。因みに加納町4丁目の敷地面積は794.79平方メートルです。



1,000平方メートルを超える敷地での住宅建設を進めた事例は、和田興産が建設中のワコーレ神戸元町ザ・ゲートタワーです。恐らく敷地を分筆し、1,000平方メートル未満にした土地にマンションを建設しています。残りの土地には将来的に店舗棟を建てる構想があります。

従ってこの土地に住宅を建てる場合、分筆が一つの選択肢となります。現実と希望を考慮してみる場合、規模は全く異なりますが、大阪・堂島で東京建物が手掛けたブリリア堂島タワーのように、住宅とホテルを組み合わせた複合ビルにして欲しいですね。ホテルにしても住宅にしても高層階からは生田の森を見下ろすグリーンビューや三宮駅周辺の高層ビル群を見渡すシティビューが売りになるでしょう。



生田ロードを挟んで向かいの料亭の入っていた店舗ビルは解体工事と思っていましたが、リニューアル工事でした。建築資材も高騰しているので、既存ビルを有効活用してリノベーションで生まれ変わらせる手法は今後、増えていくかもしれません。

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