東急ハンズ跡

エピタ神戸三宮解体工事 地下鉄三宮駅出入口封鎖も閉塞は無し 今後の開発の行方を予想



東急ハンズ三宮店の入っていた旧M-1スクエアビル・エピタ神戸三宮の解体工事。着工して2ヶ月以上が経過しました。しかし表向きには大きく変わった変化は見受けられません。



内部の解体がまずは開始されているものと思われます。スキップフロアが延々と続く独特の造りは東急ハンズの生み出した特徴的な売場ですが、他の業種でこの特殊なフロアを使いこなすのは難しいと判断された故の解体なのでしょう。



東面から少しずつ建物を足場と防音パネルで覆い始めており、いよいよ本格的に重機を使っての建物躯体撤去を始める準備が整えられています。



その最中、地下鉄三宮駅と直結する出入口が建物南東側に設けられていますが、このでも出入口を8月26日から封鎖し、工事を進めています。



しかしながら、封鎖期間は9月20日までと、1ヶ月強のみとなり、それ以降は供用を再開するようです。つまりは建物解体にはこの出入口はその対象に含まれていないという事になります。



この階段は建物とは構造を共にしていないという事でしょうか。幸か不幸かバリアフリー化もなされていないので、そのままた建物と切り離しての運用が可能であるようです。



建物解体後にはこの出入口のみが地上に残る形になるものと思われます。



生田新道には他にUライン三宮ビルにも直結した出入口があります。



足場の組み立てが低層部から上部へと進められています。この建物敷地面積は約2,000平方メートル。解体完了後、すぐに信和不動産が何かしらの開発プロジェクトを始動させるとは思えないので、更地化の上、やはり暫くは駐車場としての暫定利用が行わられるのではないでしょうか。



生田神社は三宮を訪れる外国人観光客に人気スポットになっており、鳥居前で写真撮影をする人々がよく見受けられます。

住宅開発の需要は間違いなくあるでしょうか、この場所に住宅を宛てがわれるのは激しく反対したいですね。2,000平方メートルあるので、土地を一括で開発する場合は住宅用途は容積率の内、400%に抑制されます。



考え得る現実的なプロジェクトは、土地を東西に二分して、生田新道や生田ロードに面する東側にテナントビルもしくはホテル、西側に共同住宅を建設するという案です。信和不動産が更地化した上で転売に動けば、外資系ホテルの進出用地にならないでしょうか。生田神社に面し、歓楽街に位置する事により、ビジネスクラスのホテルに触手を伸ばす外資ホテルとタッグを組むデベロッパーが新築ホテルを手掛けるパターンがそろそろ出てきてもおかしくない筈です。

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  1. さんたん より:

    信和不動産はつい最近、コロナ禍真っただ中に取得した大阪道頓堀の土地を売却しましたので、直接開発するという可能性は低いのでは?と思いますね。

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