神戸空港

第8回 関西3空港懇談会が12月24日に開催決定!


開催を検討すると半年以上前から話が挙がっていた関西3空港懇談会が来週月曜日に開催される事がようやく正式に決定しました。2010年から8年ぶりの開催となります。関空の台風被害から急速に議論の必要性が高まり、万博の大阪開催決定で確実に早期に懇談会を開く事が必須となり、調整が続けられていました。当初は11月開催が大方の予測でしたが、ずれ込んでほぼ年内ギリギリの祝日開催という異例のケースとなります。開催場所は明らかではありませんが、大阪市内という事です。


会議は13時開始で14時半に終了予定です。参加者は国土交通省航空局、国土交通省大阪航空局、京都府、大阪府、兵庫県、和歌山県、
大阪市、堺市、神戸市、大阪商工会議所、神戸商工会議所、関西エアポート(株)、
新関西国際空港(株)、(公社)関西経済連合会。1.5時間で終えられる協議内容かどうかに焦点が集まりますが、基本的な主題は伊丹と神戸の規制緩和です。具体的には神戸の場合、運用時間制限、発着便数制限、国内線限定の3つの規制が課されています。


座長である関経連の松本会長は緩和の方向でコンセンサスが取れる事を示唆しているようですが、緩和の程度については出席者によって大きく乖離があるでしょう。発着便数増加と運用時間の延長のハードルはそこまで高くないでしょうが、国際線の就航が最も時間を要するのではないかと思われます。発着便数はすでに上限に達しており、この緩和が最も手っ取り早く空港利用者数を増やす特効薬です。朝夕に便数が集中し、それ以外の時間帯は殆ど便が無いと使い勝手は落ちます。新幹線の利便性の高さはいつでも時間を気にせず乗れる点でしょう。将来的には国内線の路線網充実化と近距離国際線の集積実現を図り、現在の約3倍にあたる1,000万人台に乗せる事が当面の目標かと思います。

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  1. S.Y. Kobe より:

    神戸空港設置をめぐる経緯と関空擁護の目的などで、2006年の神戸空港開港時から12年余りも数々の規制を甘んじて受けてきました。
    関空は既に独り立ちを果たし、大都市圏域の旅客需要が5000万人に近い現時点では国内外旅客の利便を無視した三空港の在り方は異様です。
    8年間も開かれなかった三空港懇談会や今回の開催日時の調整難航が関空地元自治体の本音を象徴している様です。

    ともあれ今回の成果として期待するのは
    ①運航時間延長  :午前7時~午後10時 → 無制限            
    ②発着枠制限緩和 :1日30往復便 → 1日60往復便
    ③国際便就航   :定期チャーター便 容認
    というところでしょうか。

  2. 某京都府民 より:

    確かに泉佐野市は、市の命名権売却を考えたり、イヌナキンという筋骨隆々のゆるキャラ(?)をゆるキャラグランプリでPRしたり、ふるさと納税で強硬な姿勢を見せたりと、やんちゃな自治体ですね。泉佐野市長は、3空港の役割見直しの動きに「火事場泥棒みたい」と強い言葉で反発しています。

    泉佐野市のやり方について、他の地域の住民が言うのは良くないことかもしれませんが、率直に言いますと、長期的視野に欠けていて関西全体の発展を軽視する姿勢に大きな違和感を覚えます。しかしながら、熱意と度胸に満ちた自治体であり、その点については評価できるかもしれません。バブル崩壊後の財政難を乗り越えた実績もあります。

    どこの市かは言いませんが、長期的視野に欠け、関西全体の発展を考えず、なおかつ熱意と度胸さえない市長もいるような気が…。

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